第165回千代田チャリティ・コンサート

晴れときどきひと休み。二胡の音色は柔らか色!?

猛暑が続く中、二胡奏者の野沢香苗さんとお仲間をお迎えして、二胡の音色を存分に味わっていただきました。現在、野沢さんは引っ張りだこの忙しさで音楽活動に加え、ラジオでパーソナリティも努めるなど多方面のご活躍をされています。


野沢さんは中国の民族楽器としての二胡にとらわれず、さまざまなジャンルの音楽に取り組んでおられるとのことですが、たしかに演奏をお聴きすると二胡の演奏が「和」の音として、また野沢ワールドの音として聞こえてきます。


奏でるその音色と様子はまさに「あでやか」の一言です。また、皆さんおなじみの曲も、野沢さんの二胡を通して聴くとまったく異なる趣をもって聞こえてきて、とても新鮮でした。二胡で優しく受け止めて演奏として表現している、そんな印象をもちました。


暑い中、お集まりいただいた大勢のお客様も、野沢さんのさわやかな二胡の演奏で一服の涼を楽しまれたのではないでしょうか。

 フォトレポート

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第165回コンサートのテーマは、「晴れときどきひと休み。二胡の音色は柔らか色!?」。

司会か人事かどちらが本業かわからないおなじみの司会者が、本業のほうで総務部長に昇進。これを期にますます司会に磨きをかけてください?!

弊社社長細田敏和より皆様へご挨拶。以前、ディナーショーで二胡奏者野沢さんの素晴らしい演奏を聴かれたとのこと。売れっ子で非常に忙しい野沢さんの演奏を皆様も楽しんでくださいとのことでした。

野沢香苗さん、ゆかた姿であでやかに登場。オープニングは野沢さん作曲の「流星」です。一気にしなやかで艶やかな野沢ワールドに引き込まれます。

野沢さんよりメンバー紹介。ピアノの新澤健一郎さん。ピアにストとしてはもちろん、楽曲提供やプロデュースワークなど幅広く活動されています。

ベースの鈴木正人さん。アレンジャー、プロデューサーとしても活躍。デビュー20周年を迎え、人と人、音と音を繋ぐキーパーソンとしてますます存在感を高めています。

2曲目は時空を越えて想像の世界で旅をすることをテーマにした、野沢さんのオリジナルの「時空飛行」。軽やかで自由な気持ちにさせてくれる曲です。

井上陽水作曲の「少年時代」。ゆったりとおおらかな曲調に二胡の音色がとても合っていて、うっとりと聴き入ってしまいます。


野沢さんより、二胡の楽器についての説明がありました。弦と弦の間に弓が入っているのが最大の特徴で、同じ位置でも内側と外側の弦では音色が異なるそうです。

続けて2曲演奏。CMなどでもおなじみの「My favorite things」、そして李香蘭(山口淑子)の歌で有名な「夜来香」です。夜来香では、野沢さんの歌声も聞かせてくれました。

野沢さんのオリジナル曲、「clap your hands」。お客様には手拍子で参加して貰う、大変楽しい曲です。皆さんのしっかりとしたリズム感に野沢さんもニコニコです。

一部最後の曲は、「涙そうそう」。本当に二胡はゆったりとおおらかな感じの曲に合いますね。

後半は衣装も替えて登場。ドレッシーです。野沢さんのオリジナル曲で、「風花」でスタート。続いてビゼーのオペラ・カルメンで有名な「ハバネラ」。このような曲にも二胡が合うというのは驚きです。

「蘇州夜曲」。二胡を習い始めた頃から、野沢さんが好きな曲だそうです。皆さんもうっとりとして聴き入っていました。

カーペンターズの「青春の輝き」。野沢さんが二胡で演奏すると、知っていた曲でもまったく異なる趣をもった曲として新鮮に感じられます。

オリジナル曲で「千年の恋」。中国の白蛇伝をイメージして作られたそうです。二胡と歌で聴かせます。

ラストの曲は、これも野沢さんオリジナルで「情熱」。これからも暑くなりますので、皆さんに元気になってもらいたいという気持ちを込めて、アップテンポな曲で元気づけていただきました。

アンコール曲は、オリジナル曲で「光」。京都のお寺を散歩しているとき、樹々の間から射す光の神秘的な様子に感動して曲にしたそうです。素晴らしい曲です。