第159回千代田チャリティ・コンサート

淡海の国から風に乗って

小さな笛がやさしさと温もりを呼び寄せる


今夜は近江八幡を拠点として活動されているボランティアグループ「ホットライン」のお二人をお迎えしてのコンサートでした。お二人はご夫婦でもあり、卓志さん(ご主人)のギター、美季さん(奥様)のよし笛が実に息が合っており、曲の中で溶け合っているかのようでした。


多くの皆さんがご存じの、心和ませる曲目が多かったせいか、お客様はたちまち懐かしい気持ちになったようです。よし笛、バリトンコカリナ、ソプラノコカリナと3種の笛で、唱歌、賛美歌、沖縄の曲、映画の主題歌、クラシック等さまざまなジャンルの曲の演奏で、聴いている私たちも色々な角度から心が癒された思いがしました。


心にしんみりと訴えかける曲に、よし笛やコカリナはとても合っています。ご夫婦ならではのハーモニーを感じさせる演奏と、暖かな語り口にホンワカと和んだ2時間でした。


 フォトレポート

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司会者より「ほっとらいん」で使用する「よし笛」と「コカリナ」についてわかりやすい説明がありました。仮装で皆さんを楽しませるいつもの司会者は、お仕事でお休みです。

細田社長より皆様へご挨拶。「ほっとらいんの奏でる音色で、ゆっくりと癒していただき、今年一年のエネルギーをもらって帰ってください」とのことでした。本年、最初のコンサートです。

「ほっとらいん」の登場です。「ダニーボーイ」と「アメイジング・グレース」の2曲続けての演奏です。素朴で優しい音色がわたしたちの心にストレートに染みこんできました。なぜか、なつかしい気持ちに。

使用している「よし笛」について、やさしくホンワカした口調で解説してくださいました。葦笛ができてまだ12年、わずか15グラムだそうです。普通の葦(よし)とは異なり高さが4、5m、直径が1cmほどの葦から作られるとのことです。

昭和16年に四高(現金沢大学)のボート部11人全員が遭難する事故を悼んで作られた曲「琵琶湖哀歌」。そして、三高(現京都大学)の寮歌となって広まった「琵琶湖周航の歌」を葦笛で演奏です。

今度は葦笛からコカリナに代えて「ふるさと」、「冬景色」、「冬の夜」、3曲のメドレーです。

3つの笛、バリトンコカリナ、葦笛、ソプラノコカリナでひとつの曲「浜千鳥」を演奏。音色の違いを味わってくださいとのこと。残りの2つの笛も首にかけてスタンバイです。

出だしがまるで同じ2つの曲を葦笛で演奏されます。「早春賦」と森重久弥さんで有名な「知床旅情」です。間違ったらごめんなさいとのことでしたが、見事な演奏でした。


いつもはお客様に曲目リストをお渡しして、その場でリクエストという形をとるそうですが、今回は細田社長からのリクエストが多く占められているとのこと。少し雰囲気を変えて、クラシックを2曲。ビゼーの「小さな木の実」とスメタナの「我が祖国」です

第一部の最後は、葦笛で「テネシーワルツ」、「蘇州夜曲」、「川の流れのように」と皆さんおなじみの曲でしっとりと締めくくります。

第二部の開始です。曲を始めるときはいつも丁寧な説明があります。葦笛で「島唄」、「花」を続けて演奏です。

沖縄つながりで、今度はコカリナで「涙そうそう」、「サトウキビ畑」、「わらび神」の演奏です。「サトウキビ畑」はどうしてもバリトンコカリナでないと演奏できないとのことでした。

曲の合間にあたたかな語りが入ってとても安らいだ気持ちになりました。映画音楽などが主体の構成で、「河は呼んでいる」、「星に願いを」、「オズの魔法使い」、「見上げてごらん夜の星を」、「ジュピター」、「昴」と盛りだくさんです。

二部の最終コーナーは、サイモンとガーファンクルで「サウンド・オブ・サイレンス」、「コンドルは飛んでいく」、「スカボロフェア」。ラストは中島みゆきの「地上の星」です。曲構成が色々な人に楽しんでいただこうと考え抜かれたものになっているようです。

アンコールは、喜多郎のシルクロードです。大きな拍手がわき起こる中、終始ホンワカしたムードで心が和みました。ほっとらいんのみなさん、ありがとうございました。