第170回千代田チャリティ・コンサート

千代田チャリティ・ニューイヤーコンサート。
国際音楽祭ヤング・プラハの輝ける若き天才たち。

新年の幕開けにふさわしいお客様をお迎えしました。出演者は、弊社も協力をさせていただいております「国際音楽祭ヤングプラハ」に参加されている皆様です。ヤングプラハという名の通り、全員二十代という若くかつ才能溢れるアーティスト達です。


チェコから来日されたヴァイオリンのフラニチカさん、チェロのヤムニークさん、クラリネットのヴァシェクさん、ホルンのヤヴルコヴァーさん、そして日本から参加しておりますピアノの佐藤さん、ヴァイオリンの黒川さんを加え総勢6名による演奏会となりました。


ドヴォジャークなど祖国チェコを愛する民族派の作曲家による楽曲が中心となり、まるでチェコの音楽のシャワーを浴びているようで、心地よい2時間があっというまに過ぎていきました。


若い力と才能に溢れる皆さんの演奏で、エネルギーをもらったような豊かな気持ちになりました。同時に演奏家の皆さんの成長も温かく見守っていきたいと思います。ニューイヤーコンサートにぴったりの新鮮なコンサートでした。

 フォトレポート

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第170回コンサートのテーマは、「千代田チャリティ・ニューイヤーコンサート。国際音楽祭ヤング・プラハの輝ける若き天才たち」。

Dobrý večer!(ドブリー ヴェチェル)、チェコ語で「こんばんは」と皆様へご挨拶。新年最初のコンサートはチェコのお客様をお迎えしました。  

弊社社長細田より皆様へご挨拶。「皆様から頂戴いたしましたご厚志は、伊達直人に負けないよう、恵まれない子供たちに使わせて頂こうと思っています」とのこと。皆様、いつもありがとうございます。

オープニングは出演者6名が全員そろっての演奏で、スメタナ作曲の歌劇「売られた花嫁」開幕曲“大いに楽しもうではないか”でした。

国際音楽祭ヤング・プラハの日本側代表をつとめておられます作曲家で指揮者の中島良史さんが、司会進行と解説をしてくださいました。コンサート前半は、チェコの曲、ドヴォジャーク主体とのこと。

ドヴォジャークのピアノ三重奏曲第4番「ドゥムキ」作品90より第一楽章。佐藤彦大さん(ピアノ)、ロマン・フラニチカさん(ヴァイオリン)、トマーシュ・ヤムニークさん(チェロ)の3名による演奏です。東洋的な面影のあるロマン・フラニチカさんは、チェコと日本とのハーフだそうです。

2曲目の後、佐藤さん(左)、フラニチカさん(中央)、ヤムニークさん(右)、各々挨拶がありました。フラニチカさんは日本語も交えてのあいさつでした。

引き続き同じ3名による曲。ドヴォジャークの「我が母の教え給いし歌」。中島さんの解説によれば、ドヴォジャークはスメタナに続いてチェコの民族派の音楽を推し進めた作曲家だそうです。


黒川侑さんによるヴァイオリン・ソロです。黒川さんは17歳のときに、ヤングプラハに参加されたそうです。曲は、ドヴォジャークのマズレック 作品49B.89。心地よい緊張感のある素晴らしい演奏でした。

前半最後の曲は、ドヴォジャークのスラブ舞曲 Op.72-2。ピアノの連弾のための曲とのこと。

後半は、それぞれの皆さんのソロ演奏となります。はじめはペトル・ヴァシェクさんのクラリネットによる演奏で、グラナドスの「スペインの踊り」です。


ロマン・フラニチカのヴァイオリンソロ。おなじみのラヴェルの「ツィガーヌ」。「ツィガーヌ」とはジプシーのことだそうです。超絶技巧の盛り込まれたこの曲を見事に演奏!

佐藤彦大さんによるピアノソロ。曲はショパンの「英雄ポロネーズ」。大変、迫力のある演奏です。佐藤さんは、昨年弊社のコンサートに出演されたピアニストの金子三勇士さんと東京音楽大学で同期だそうです。

黒川侑さんによるヴァイオリンソロ。曲は無伴奏ヴァイオリンソナタ 第3番ニ短調バラード。息をのむような重厚な演奏にお客様も圧倒されていたようです。

紅一点、カテジーナ・ヤヴルコヴァーさんによるホルンのソロ。曲はホルンコンチェルト 変ホ長調より第3楽章。ホルンは4メートルの管を巻いて作られている楽器だそうです。

あらためてチェコの演奏家の皆さんからご挨拶。シャイな感じですが、皆さん明るくてとても好感の持てる若者達です。チェロのトマーシュ・ヤムニークさん(左端)は新婚ほやほやだそうです。おめでとうございます。

ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、ホルン、クラリネットの構成でドヴォジャークの「ロンド Op.94」の演奏です。

最後はヴァイオリンの黒川さんも加わり、スメタナの有名な「交響詩 わが祖国よりヴルタヴァ(モルダウ)」を全員で演奏。

花束贈呈を受ける皆さん。この後のアンコールでは、日本の名曲「ふるさと」を演奏してくださいました。このメンバーでは二度と聞くことはできないであろう贅沢な一曲となりました。