第164回千代田チャリティ・コンサート
若きヴィルトゥオーゾの競演
今回は21歳と20歳という若い演奏者の登場です。しかしながら、「若きヴィルトゥオーゾ(達人)」というコンサートのタイトルに相応しい実力の持ち主です。会場は満杯で、コンサートが始まる前から皆さんの期待感が伝わってまいります。
今年はショパンの生誕200年ということもあり、前半はショパンの曲を中心に、後半はハンガリー人であるバルトークやリストの曲が多く演奏されました。ヴァイオリンの武藤より子さんの超絶技巧を堪能した後は、金子三勇士さんのピアノでまたまたダイナミックかつ繊細な演奏を堪能させていただく、というようにヴィルトゥオーゾによる音楽のシャワーを浴びているかのようでした。
お客様の拍手の大きさがどれだけお二人の演奏が素晴らしかったかを何よりも雄弁に物語っていました。お二人は既に堂々たる演奏家なのですが、ときおり司会の中島さんに促されてお話しをするときは、若者らしく時にはユーモアがあり、また溌剌として、その点でも皆さんの好感度は UP したようです。
武藤さんと金子さんの輝かしい未来をこれからもずっと応援したくなりました。本当に終わって欲しくない素晴らしいコンサートでした。
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