第164回千代田チャリティ・コンサート

若きヴィルトゥオーゾの競演

今回は21歳と20歳という若い演奏者の登場です。しかしながら、「若きヴィルトゥオーゾ(達人)」というコンサートのタイトルに相応しい実力の持ち主です。会場は満杯で、コンサートが始まる前から皆さんの期待感が伝わってまいります。


今年はショパンの生誕200年ということもあり、前半はショパンの曲を中心に、後半はハンガリー人であるバルトークやリストの曲が多く演奏されました。ヴァイオリンの武藤より子さんの超絶技巧を堪能した後は、金子三勇士さんのピアノでまたまたダイナミックかつ繊細な演奏を堪能させていただく、というようにヴィルトゥオーゾによる音楽のシャワーを浴びているかのようでした。


お客様の拍手の大きさがどれだけお二人の演奏が素晴らしかったかを何よりも雄弁に物語っていました。お二人は既に堂々たる演奏家なのですが、ときおり司会の中島さんに促されてお話しをするときは、若者らしく時にはユーモアがあり、また溌剌として、その点でも皆さんの好感度は UP したようです。


武藤さんと金子さんの輝かしい未来をこれからもずっと応援したくなりました。本当に終わって欲しくない素晴らしいコンサートでした。

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第164回コンサートのテーマは、「若きヴィルトゥオーゾの競演」。ヴィルトゥオーゾとは達人という意味です。

チャリティコンサートの初回から第160回までの記念品をお客様に配布させていただきました。いつもご支援ありがとうございます。

弊社社長細田敏和より皆様へご挨拶。今月は53期の締めがあり、お陰様にて売上げが伸び利益が出た旨報告がありました。ささやかではございますが、皆様へ配布いたしました記念品にも反映させていただきました。

モーツァルトの「ロンド K373 ハ長調」。オープニングにふさわしい軽快な演奏です。若きヴィルトゥオーゾというだけあって、お二人とも若く凄い演奏です

国際音楽祭ヤング・プラハ日本実行委員会の代表をされている中島さんが、若いお二人のために司会をされました。

ヴァイオリニストの武藤より子さんは21歳。12歳のとき国際コンクールで1位になった最年少記録はいまだに破られていないそうです。ピアニストの金子三勇士さんも11歳で飛び級で国立リスト音楽院大学ピアノ科に入学し、十代で何度もピアノコンクールで優勝するなど、お二人とも文字通り「若きヴィルトゥオーゾ」です。

2曲目はマスネー作曲の「タイスの瞑想曲」。武藤さんのヴァイオリンの優美な音色にうっとりさせられます。

金子三勇士さんのピアノソロが2曲続きます。今年はショパン生誕200年とのことで、ショパンの「ワルツ 第4番 ヘ長調」、「夜想曲 第2番 変ホ長調」の演奏です。皆さんが息を飲むかのようにじっくりと聴き入っていました。


金子さんより一言挨拶があったあと、さらにショパンの「英雄ポロネーズ Op.53 変イ長調」を演奏。力強さと繊細さが同居している演奏が素晴らしい。

武藤さんが再び登場。司会の中島さんが編曲したショパンの「子猫のワルツ」を実に楽しく、ちょっとコミカルに演奏してくださいました。これが前半最後の曲となりました。

後半の冒頭。司会進行の中島さんのダジャレ混じりの解説にお客様もわきます。後半の4曲のうち、3曲はハンガリー人の曲とのこと。ピアノの金子三勇士さんは、ハンガリー人とのハーフだそうです。

バルトークの「ルーマニア民族舞曲」を演奏。音楽とは関係ありませんが、中島さんの解説によれば、ハンガリーでは日本と同じ「姓・名」の順番だそうです。

リストの「愛の夢 第3番 変イ長調」を演奏する金子さん。皆さん、うっとりと聞き惚れていました。演奏後、「三勇士」というご自身の名前の由来を説明。三番目に生まれたから「三」、「勇」気のある武「士」のようになてもらいたいということから付けられたそうです。素晴らしい。

ラヴェルの「ツィガーヌ」。ラヴェルの中で最もヴァイオリン演奏の難しい曲とのこと。武藤さんの超絶技巧が披露され、圧巻でした。

続いて金子三勇士さんのソロでリストの「ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調」の演奏です。とても迫力がありました。

武藤さんのヴァイオリンでソナタの演奏後、アンコールでは贅沢にもショパンの小曲、夜想曲と2曲も演奏されました。終わって欲しくない名残惜しいコンサートでした。