第199回千代田チャリティ・コンサート

メロウ・トーンの世界へようこそ
クラシックギターによるjazzy tuneの妙に酔う

ちょうど一年前のコンサートは、大雪の影響が残る中開催されましたが、本年最初の当日は若干寒さが緩み、コンサートにお越しいただくにも無難な天候となりました。


199回となります今回のコンサートは、クラシックギターでジャズのスタンダードナンバー、映画音楽、ボサノバ、賛美歌まで幅広い演奏をご披露くださる関口祐二さん、ヴォーカルの冨田久美さんをお迎えしました。


「ギターソロのときはスピーカーを通さず、できるだけ生の音をお客様にお伝えしたい」と関口さん。ときおり目を瞑って曲の世界に没頭しながら演奏する関口さんのスタイルと相まって、演奏を聴くわたしたちも関口さんの生の音にひたすら引き込まれていくようでした。


そんな関口さんの演奏にヴォーカルの冨田さんの歌が加わることで、内側に引き込まれた音楽が発散する音楽に転じたような、そんな華やいだ雰囲気に変わりました。参加するプレーヤーによって、音楽が形を変えるということなのでしょうか。


関口さんと冨田さんのコラボが生み出す音楽に、暖かさと元気を貰えた貴重な時間を過ごすことができました。アンコールでやっと聴くことのできたディズニーの名曲「When You Wish Upon A Star」。もっとディズニーの曲を聴きたいと申した弊社会長細田に同感です。お名残惜しいコンサートでした。

 フォトレポート

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第199回コンサートのテーマは、「メロウ・トーンの世界へようこそ。クラシックギターによるjazzy tuneの妙に酔う」。

本日はニューイヤーコンサートとなりました。「今年も皆様のご期待に添えるよう頑張ります(司会者)」。本日はクラシックギターでのジャズ演奏となります。

オープニングは、続けて2曲「いつくしみ深き」、関口祐二さんのオリジナル「Hot Pepper」です。

ヴォーカルが入るときは音量を合わせるためにスピーカーを使用しますが、ソロ演奏の時はできるだけ皆様に生の音をお聴かせしたいので、スピーカーは使用しません」と関口さん。

映画「黒いオルフェ」の主題歌「カーニバルの朝」、続けて「My One And Only One」。ともに心に染みる美しい曲です。

2曲続けて。「子守歌ですが私流にハードに演奏します」とガーシュインの「サマータイム」。そして、チックコリアの「スペイン」。ともに皆さんおなじみの曲です。

ゲストの冨田久美さんの登場です。ガーシュインの曲で「The Man I Love(わたしのカレシ)」を歌います。

子供の成長を喜ぶ一方で寂しい気持を歌ったビル・エヴァンスの「Walts For Debby」。マニアックなジャズの曲で女性からプロポーズするという「Sweet Pumpkin」、今はやりの肉食系女子?(冨田さん)

映画「いそしぎ」の主題歌でトニー・ベネットで有名な「The Shadow Of Your Smile」。「たとえ、あなたの微笑みがなくなっても、わたしの心の中にあるわ」と歌います。

一部最後の曲は、あなたじゃないとダメと歌う「It's You Or No One For Me」。


二部開始。続けて3曲。関口さんがジャズ風にアレンジした賛美歌「主よ終わりまで」、ご存知デュークエリントンの「A列車で行こう」、そして予告通りに「イパネマの娘」。

皆様ご存知の映画音楽です。壮大の畑が印象的だった(関口さん)映画「ひまわり」の主題歌、続いて共にヘンリーマンシーニの曲となる映画「シャレード」と「酒と薔薇の日々」の主題歌です。

ヴォーカルの冨田久美さん再登場です。曲は「Alone Together」。「あなたと二人だったら何でも乗り越えていけるという曲ですが、そんなのは3・4日しか続きませんね(笑)」と関口さん。

少し変わったバージョンの「オズの魔法使い」、そしてラストは冨田さんが好きな曲という「わたしには全部音楽に聞こえるわ」と歌う「I Hear Music」。聞くと元気になる歌です。

アンコールはディズニーの曲でピノキオに出てくるこおろぎのジムニークリケットが歌う「When You Wish Upon A Star(星に願いを)」。関口さん、冨田さん、ありがとうございました。

弊社会長細田よりご挨拶。「最後のディズニーの曲をもうちょっと聞きたかった。次回を楽しみにしたいと思います」。来月はいよいよHosoda Hallでの200回記念コンサートです。皆様、お楽しみに!