第231回千代田チャリティ・コンサート

年の瀬をハッピーに締めくくる
笑う門には福来る

コンサート当日は最高気温が17℃と暖かで穏やかな一日となりました。翌日から寒くなるということで、まるで本年最後の弊社チャリティコンサートのために頑張ってお天気がもってくれたようです。コンサートには大勢のお客様にお越しいただき、ありがとうございます。

さて、本年を締めくくるコンサートにはソプラノの北條聖子さん、バリトンの乙子さん、ピアノの佐藤美由紀さんをお迎えして、弊社コンサート初の大いに笑っていただく、「音楽芝居」をお届けいたしました。

音楽芝居では、某大手音楽プロダクション所属のアイドル歌手の乙子さんとマネージャーさんとの間でコミカルな演技と素晴らしい歌が披露されます。歌手としての方向転換を迫るマネージャーさん、そしてその二人の間で繰り広げられる恋のさや当て。さらには、一人二役の別のアイドル歌手も加わって、話は面白おかしく展開します。

抱腹絶倒の面白いお芝居に加えて、音楽もポピュラー、タンゴ、シャンソン、映画音楽、クラシック、ジャズ、賛美歌など当コンサート初と言っていいほど幅広いジャンルに渡っていて、お芝居と歌で存分に楽しむことのできるゴージャスなコンサートとなりました。


怒濤の勢いであっという間に終わってしまったコンサート。コミカルなお芝居にお腹の底から笑い、音楽のジャンルにとらわれない多彩な音楽を、あふれる声量の乙子さんと北條聖子さんの歌で堪能させていただきました。

弊社会長細田が『久しぶりに腹の底から笑ってしまいました。あまり良いことがなかった年であっても、きょうのコンサートで笑い飛ばして、忘れてしまって、良いお年をお迎えいただけたらと思います』と申しておりました。まさに「笑う門には福来たる」を感じさせるコンサートでした。2016年を締めくくるにふさわしい、楽しくてパワーも貰えたコンサートでした。

コメディの趣向もソプラノの北條聖子さん、バリトンの乙子さんのプロとして傑出した実力がベースにあってこそ成立するものだったのだなぁとあらためて実感しました。
北條さんと乙子さんこそディーバ(歌姫)かもしれないと思ったコンサートでした。いや、乙子さんはディーボ(ディーバの男性形)なのかもしれません?ありがとうございました。

 フォトレポート

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第231回のテーマは、「年の瀬をハッピーに締めくくる笑う門には福来る」。

今回はいつもと異なり、出演者がお芝居をされるため、ステージを横に広く使っていただく構成になっています。「本日はお腹の底から笑っていただいて、元気になって、温かくなって、楽しんでお帰りいただければと思います(司会者)」

乙子さんの登場です!もう、お姿を見せただけでお客様の間から、驚きやら期待やら、わくわく感でいっぱいのどよめきが起きました。登場感が振り切れるレベルです!

オープニング曲は、もちろん?小泉今日子さんでおなじみの「なんてったってアイドル」。大柄な乙子さんのアイドルの振り付けを見ているだけで、お客様も大喜び。早くも虜に?

マネージャー役の北條聖子さんが登場して、音楽芝居の始まりです。事務所の方針で、アイドル乙子さんは、大人の女性へとキャラを方向転換することになりました。

北條さんのソロで、ピアソラのタンゴ「私はマリア」。とても情熱的に歌います。

次は乙子さんの歌で、シャルル・アズナヴール作曲のシャンソン「オルガ」、エディット・ピアフで有名な「愛の賛歌」と続きます。まさに大人の女性でないと歌えない内容ですね。

マネージャー役北條聖子さんの歌で、ピアソラのタンゴ「チェ・タンゴ・チェ」。北條さんの伸びのあるソプラノの声が心地よく響きます。

歌はデュエットで、コンチネンタルタンゴの名曲「ジェラシー」。お芝居のほうは実際にプロデューサーさんをステージに呼んでの恋のバトルです。そして、オペラでロッシーニの「猫の二重唱」と多彩な歌が続きます。

恋のバトルには、菊岡さんはピアノの佐藤 美由紀さんの婚約者だったというオチが用意されていました(あくまでお芝居の上でのお話ですので、念のため(笑))

恋に敗れた後は、シャンソンで乙子さんが「メケメケ」を、続いて北條さんがタンゴの名曲、ピアソラの「オブリビオン」をじっくりと聴かせます。

今度はヨハン・シュトラウス2世作の「アンネンポルカ」を北條さんが愉快に歌います。そして、第一部の最後は次の新しい恋を夢見る乙子さんが、皆さんよくご存じのディズニー映画「白雪姫」の挿入歌「いつか王子様が」をチャーミングに歌います。

二部のオープニングは、エクトル・スタンポーニ作曲のアルゼンチン・タンゴ「最後のコーヒー」を佐藤美由紀さんのピアノソロでお届けします。

第二部のお芝居が始まりました。乙子さんは、永遠の16歳・ミコさんと一緒に活動することになりました。一人二役の北條さんの演技の切り替えが冴えます。曲は、映画「天使にラブソング」の劇中歌で有名になった「ヘイルホーリークィーン」を二人で歌います。お二人が本来、本格的なソプラノとバリトンの歌手であることを再確認できるような素晴らしい歌でした。

打って変わって昔の懐かしい曲で、しんみりと乙子さんが聴かせます。「白い恋人たち」。ジャンルをクロスオーバーして、実にバラエティに富んだ選曲が続きます。

ミコさんこと北條さんの歌で、ミュージカル「ウィキッド」から「ポピュラー」。そして、ミコさんに本当の可愛さを教えてあげると言って、今度は乙子さんが松田聖子さんでおなじみの「青い珊瑚礁」をカワイク歌い上げます。

なにやら新しくイケメンに遭遇してしまった乙子さん、その気持ちをAKB48の「会いたかった」を歌って表します。

年下のイケメンには、大人の女の魅力で迫らなければとジャズの名曲ジョージ・ガーシュインの「サマータイム」を歌う乙子さん。お客様の膝の上に座って迫ります。

年下のイケメンは実はミコさんの息子だったと知ってがっかりする乙子さん。モーツァルトのオペラ「魔笛」より「パパパの二重唱」をお二人で歌います。結局、キャラの方向転換はせずに、アイドル路線で行くことになった乙子さん、喜んで再び「なんてったってアイドル」を歌います。

アンコールはクリスマスにちなんで贅沢に2曲。1曲目は賛美歌で「O Holy Night」。打って変わって神聖な感じの歌にお客様もうっとり。さすがにお二人の歌は素晴らしい。2曲目は「きよしこの夜」。乙子さんが歌詞を先導して、会場の皆さんと一緒に歌います。

弊社会長細田敏和より閉演のご挨拶。『久しぶりに腹の底から笑ってしまいました。あまり良いことがなかった年であっても、きょうのコンサートで笑い飛ばして、忘れてしまって、良いお年をお迎えいただけたらと思います』。皆様一年間ご支援いただきまして、ありがとうございました。新年も何とぞよろしくお願い申し上げます。