第227回千代田チャリティ・コンサート

楽器が奏でる唄ごころ
サロンに響く素敵なメロディたち

九州から東海にかけては既に梅雨明けとなり、関東地方も夏本番直前といったところでしたが、コンサート当日は気温も若干低めでお越しいただくにはちょうど良い天気だったのではないでしょうか。


さて、今回はヴァイオリンの大松暁子さん、ピアノの佐藤葉月さんをお迎えしてクラシックの定番はもちろんのこと、皆様と一緒に歌う唱歌、NHKドラマの主題歌や歌謡曲、そしてタンゴと実に幅広い楽曲の演奏が繰り広げられました。共通していることは、誰もがどこかで聞いたことのある親しみを感じられる曲だということです。
大松さんは、ヴァイオリンの4本の弦の音色を存分に味わってもらいたいということで、クライスラーの曲やフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」を演奏。ヴァイオリンの素晴らしさを充分に堪能することができました。


お客様に楽しんでいただこうというお二人の趣向がとても感じられるコンサートであることに加え、終始微笑みを浮かべて優しく楽曲説明をされる大松さん、佐藤さんのMCも爽やかなアクセントとなっていました。


弊社会長細田の「きょうのコンサートもまた親しみのある楽曲ばかりでとても良かったと思います」と感想を述べましたが、お客様も同じ想いだったのではないでしょうか。また、細田から『本日美空ひばりさんの「愛燦々」が演奏されましたが、この曲は作曲家である小椋佳さんが弊社コンサートにいらしたときにご本人から聞いた話しとして、元々は三橋美智也さんのために作った曲だったそうです』という驚きのエピソードも紹介されました。皆さんびっくりされていましたが、弊社のコンサートも227回を迎えた歴史のなかで、まだまだ様々な逸話やサプライズトークがありそうです。今後もお楽しみに。


来月8月はコンサートはお休みをいただきます。暑い夏、どうか皆様お体ご自愛のうえ、9月のコンサートで元気にお目にかかりましょう!
いつも変わらぬご支援に感謝致します。

 フォトレポート

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第227回コンサートのテーマは、「楽器が奏でる唄ごころ。サロンに響く素敵なメロディたち」。

すでに梅雨明けになった地域もありますが、梅雨開けの待たれる東京地方はきょうは気温も若干低めでお出かけにはちょうど良かったのではないでしょうか。(司会者)

コンサートが始まりました。ヴァイオリンの大松暁子さん、ピアノの佐藤葉月さんのご登場です。オープニングは「愛の挨拶(エルガー)」です。

「きょうはヴァイオリンの特徴のある曲を演奏します。ヴァイオリンの音を楽しんでいただけたらと思います(大松さん)」


次はともにクライスラー作曲の「愛の悲しみ」、「プレリュードとアレグロ」を2曲続けての演奏です。この2曲ともヴァイオリンの4本ある弦の音をそれぞれ楽しんで聞いていただけるものとなっています。

おなじくクライスラーの編曲したアイルランド民謡の「ロンドンデリーの歌」。この曲に歌詞を付けた「ダニー・ボーイ」が広く知られるものとなっています。

佐藤葉月さんのMC。一部最後の曲となりました。次に演奏されるフランクの「ヴァイオリン・ソナタ」は現在広く親しまれ、多くの演奏が取り上げることが多いものです。フランクが結婚のお祝いとして作曲したものですが、佐藤さんはこの曲を聴いたり、演奏したりするとき「人生の中の、喜びや葛藤や苦しみ、そして希望をいつも感じます」とのこと。

フランクの「ヴァイオリン・ソナタ」は全4楽章からなりますが、今回は第1、第2、第4楽章の演奏です。演奏後、お客様から大きな拍手をいただきました。

二部開始。衣装を替えてのご登場です。一部はクラシックの名曲をお届けしましたが、二部はお客様がどこかで聞いたことのあるメロディーをお届けします。1曲目はNHKの大河ドラマ「真田丸」のメインテーマです。

3曲続けての演奏。曲名はご紹介しなくても、皆様よくご存知の曲です。そのうちに1曲は、NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のオープニング曲で使われていた「ひまわり」です。(曲名を伏せていたものは、葉加瀬太郎さんの曲で「情熱大陸」)

次は皆さんも一緒に歌っていただきたい夏の歌を3曲お届けします。少し曲にアレンジを加えておりますが、よかったら一緒に歌ってください(大松さん)。

あらかじめ手渡されていた歌詞を見ながら、皆さんで合唱です。「浜辺の歌(成田為三)」、「夏は来ぬ(小山作之助)」、「夏の思い出(中田喜直)」と唱歌が3曲続きます。歌ううちにだんだんお客様の声が大きくなってまいりました。

また、クラシック音楽に戻って、ベートーヴェンとポッケリーニの「メヌエット」を2曲続けての演奏です。これもおなじみの曲ですね。

「タイスの瞑想曲(マスネ)」。瞑想に相応しいような、聞いていると自然にうっとりとしてしまう名曲です。お客様も聴き入っておられるようでした。

「次は美空ひばりさんの“愛燦々”を演奏します」という大松さんの言葉に、お客様から意外だというように軽い驚きの声があがりました。

早くも最後の曲となりました。クラシック、NHKのドラマの歌、唱歌、歌謡曲と来てラストは再び意表を突いて「リベルタンゴ(ピアソラ)」です。

アンコールは皆様ご存知の軽快な「チャルダッシュ(モンティ)」です。大松さんがヴァイオリンを弾きながらお客様の間を廻ります。お客様のブラボーという声援ともに大きな拍手でコンサートが幕を閉じました。

弊社会長細田敏和より閉演のご挨拶。「きょうのコンサートもまた親しみのある楽曲ばかりでとても良かったと思います」。また、本日美空ひばりさんの「愛燦々」が演奏されましたが、この曲は作曲家である小椋佳さんが弊社コンサートにいらしたときにご本人から聞いた話しとして、元々は三橋美智也さんのために作った曲だったという、驚きのエピソードを紹介。皆さんびっくりされていました。