第226回千代田チャリティ・コンサート

12本の弦が奏でる音楽の深淵
自由に移ろう楽曲の七変化

爽やかな新緑の季節もあっという間に過ぎ、とうとう梅雨入りとなってしまいました。ただ、今年の梅雨は途中に晴れたりしてメリハリのある感じも致します。梅雨の長雨による心配もあります。熊本地震で被災された方はもとより、その他の地域でも土砂崩れなど雨による災害には充分お気を付けください。


さて、今回は映画音楽を主体に演奏活動をしている「シネマティック・ギター・デュオ」のお二人、山崎拓郎さんと森井英朗さんのお二人をお招きしました。山崎さんには平成26年にも別の方とのデュオでご出演頂いています。今回のコンサートでは、誰も知らない人がいないであろう有名な映画音楽のオンパレードでした。


演奏曲目も、たとえば「スターウォーズ」のように本来オーケストラによる壮大なものを山崎さんがギター2本向けに編曲、またアンコール曲の映画「ディアハンター」の「カヴァティーナ」など本来ソロの曲をデュオ向けに編曲するなど、随所に山崎さんの編曲の妙が活き、それだけギターの持つ味わいが十二分に発揮されていました。


弊社会長細田が『「聞き覚えのある」というのは大事なことで、皆さんおなじみの映画音楽からの選曲で本当に癒されたコンサートでした』と申しておりましたが、お客様も「聞き覚えのある」曲だからこそ、さまざまな思いで、懐かしさに浸って過去に旅した2時間だったのではないでしょうか。山崎さん、森井さん素敵な演奏をありがとうございました。

 フォトレポート

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第226回コンサートのテーマは、「12本の弦が奏でる音楽の深淵。自由に移ろう楽曲の七変化」。

梅雨の季節となり、新緑が一段と映える季節となりました。6月1日は弊社の創立記念日で休日でしたが、役員は全国に派遣され各地で社員の皆さんとゴルフを楽しみました。(司会者)

皆様からお預かり致しましたご厚志100万円を、社会福祉法人・児童養護施設エス・オー・エスこどもの村の皆さんに贈呈することとなり、贈呈式が行われました。

ギタリストのお二人、山崎拓郎さんと森井英朗さんの登場です。オープニングは、映画「モダンタイムス」で使われ(チャップリン作曲)、ナット・キング・コールの歌でおなじみの曲「スマイル」です。


お二人のユニット名は「シネマティック・ギター・デュオ」。文字通り映画音楽の演奏を中心に活動しています。皆様おなじみの映画音楽をお届けします。

2曲続けての演奏です。ディズニー映画「ピノキオ」から「星に願いを」、オードリヘップバーンで有名な映画「ティファニーで朝食を」から「ムーンリバー」。どちらも知らない人はいない名曲ですね。

「続々と懐かしい曲が続きますとは言いつつも、わたしが知らなかったりする曲もあります(山﨑さん)」。次に演奏する「シェルブールの雨傘」はご存じなかったそうです。雨が上がって、虹がでるということで、映画「オズの魔法使い」より「虹の彼方へ(Over The Rainbow)」と続きます。

山崎さんのソロ。映画「ひまわり」よりメインテーマ曲、そしてスタジオジブリの映画「思い出のマーニー」の中で主人公が口ずさむ曲がありますが、これがギターの世界では最も有名な曲で「アルハンブラの思い出」。この2曲を演奏します。

森井さんが戻って再びデュオでの演奏です。映画ウエストサイドストーリーから「I Feel Pretty」と「Somewhere」。ともに美しい曲です。

毎回丁寧に曲解説をされるお二人です。戦前のディズニー映画「ラテンアメリカの旅」という映画があり、ドナルドダックが旅をするという内容だったそうです。この映画で使われていた「ティコティコ」が一部最後の曲となりました。軽快な曲です。皆さん、「ああ!この曲聞いたことある」とうなづかれていました。

休憩時間中に、能や歌舞伎など古典演能を専門とされる早稲田大学客員教授の小菅久男先生より、さまざまな催し物のご案内がありました。

第二部開始です。映画「ニューシネマパラダイス」より4曲続けての演奏。主人公が昔を懐かしみ、想い出を振り返るメロディー構成となっています。感動の映画のシーンが目に浮かんできます。

次は森井さんのソロ。ギターと言えば、この曲を取り上げなくてどうするんだ?という、定番中の定番の曲「禁じられた遊び」を演奏します。また、前奏としてビゼーの「サラバンド」を加えての演奏となります。この曲は劇中でも使われています。

映画「黒いオルフェ」から「カーニバルの朝」。カーニバルの朝というタイトルより映画と同じタイトル、“黒いオルフェ”として曲名が広く知れ渡っています。

山崎さんが戻って再びデュオとなります。森井さんの「さきほどは“黒いオルフェ”だったので、今度は“白い恋人たち”を」というさりげないジョークが皆さんに大受けでした。続けて映画「大砂塵」でヒットした「ジョニーギター」を演奏します。

あっという間に最後の曲となりました。SFの超大作「スターウォーズ」、この曲はオーケストラによる壮大なものなのですが、山崎さんが編曲してギター2本でやってしまおうと試みです。4曲続けての演奏です。

アンコールは映画「ディアハンター」のテーマ曲「カヴァティーナ」。元々はソロの曲なのですが、それを山崎さんがデュオ構成にしての演奏となりました。アンコール後、弊社より花束贈呈です。

弊社会長細田敏和より閉演のご挨拶。『「聞き覚えのある」というのは大事なことで、皆さんおなじみの映画音楽からの選曲で本当に癒されたコンサートでした』。山崎さん、森井さん、素敵な演奏をありがとうございました。