第218回千代田チャリティ・コンサート
良質で大人のハーモニーに誘われる
よりポップに、よりアグレッシブに、そしてもっとアンサンブル
すっかり秋めいてまいりましたが、当日は最高気温が27度を超えるなど夏日となった一日でした。錦秋とはよく言ったもので、錦の織物のように美しい紅葉がじつに待ち遠しい毎日です。この頃になると四季の豊かな日本に生まれて本当によかったと実感します。
さて、今回は新感覚アンサンブルユニット「Fevbre(フェイブル)」の皆さんをお迎えしました。ピアノ、フルート、ギター、クラリネット、チェロの編成です。ユニット結成当初はクラシックの楽器編成だけだったそうですが、ギターを加えて、映画音楽、ポップス、そしてオリジナル曲をアンサンブルによる新しい感覚で演奏していただきました。
フルートの久保順さんが皆様に「クラシックだと思いますか?ポップスだと思いますか?」と質問されていましたが、良い意味で答えにくいというか、確かに“新感覚”の新しいジャンルなのだと思います。ピアノの宮原慶太さんが作曲したピアノとチェロによる「Owl Of Minerva」はその象徴のような曲で、演奏後思わずお客様から「ブラボー!」と声が上がったほどです。
フルートの久保順さんも通常のフルートに加え、アルトフルート、ピッコロ、和楽器の篠笛などを使い分けての演奏で幅広く、音楽に表情をつけての演奏が大変素晴らしいものでした。
宮原慶太さん(ピアノ)、久保順さん(フルート)、久保田利夫さん(ギター)、水越裕二さん(クラリネット)、井尻兼人さん(チェロ)、それぞれの皆さんの個性が新しいコンセプトの下に融合して、新鮮で迫力ある音楽を楽しませていただいた2時間でした。
Fevbre(フェイブル)の皆さんありがとうございました。
フォトレポート
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