第211回千代田チャリティ・コンサート
寒い夜に熱き芸術に触れる
若き才能との巡り逢い
東京地方は最高気温4℃と冷たい雨の降る中での当日のコンサート。桜の便りも聞かれる来月が、遥か遠くに感ぜられる一日でした。そんなにも寒く、またお足元の悪いなか、大勢のお客様にご来場いただきました。
今宵は第198回のコンサートにもご出演にいただきましたヴァイオリニストの周防 亮介さん、福田 俊一郎さんをお迎えいたしました。コンサートのご案内でも申しておりましたが、周防さんの演奏について『一瞬で聴衆を虜にし、ご自分の音楽に引きこんでいくカリスマ的な魅力をお持ちなのです』というコメントがございましたが、まさにこの言葉通りの演奏を充分ご堪能いただけたのではないでしょうか。
お二人の迸る若き才能とそれを十二分に納得させる揺るがざる実力、コンサートに参加できたお客様はとても幸運だったというのは言い過ぎでしょうか。彼らの演奏を肌で感じ、魂に染みわたった熱き想い。寒さと対極をなすコンサートでした。目を閉じてじっと聴き入るお客様、彼らをじっと見つめて全身で音楽を受け止めているお客様、会場全体が熱い想いに包まれていました。
周防さん、福田さん、ありがとうございました。
フォトレポート
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