第200回千代田チャリティ・コンサート

支えていただいた皆様に感謝
日本フィルハーモニーメンバーによる華麗なアンサンブル

200回記念となった当日は、寒いながらも好転に恵まれ清々しい気持でコンサートを迎えることができました。弊社大洗大貫台事業所内のホール、“Hosoda Hall”にて開催です。いつもご参加いただくお客様には弊社御茶の水の本社より貸切バスに乗車いただき、途中水戸の偕楽園での見学などもありました。また、地元の大洗町の皆様、社会福祉法人一粒会児童養護施設「野の花の家」の皆さんなど大勢の皆さんにお越しいただき盛況のコンサートとなりました。


今回は日本フィルハーモニー交響楽団の皆様をお招きし、弦楽四重奏、金管五重奏の構成でクラシックから日本の民謡、アニメソング、唱歌と幅広い音楽を演奏していただきました。また、これだけ多くの首席奏者をお招きしたのも当コンサート初めてのことです。


チューバ奏者の柳生 和大さんが「弦楽器は癒しの音楽、金管楽器は元気づけの音楽」と言っておられましたが、まさにその通りの印象でした。初めに弦楽四重奏で心を癒され、落ち着いたところで金管楽器で元気とパワーを貰う、実に贅沢なコンサートだったと言えるのではないでしょうか。帰り際のお客様の満ち足りた表情を拝見し、その事を実感いたしました。


弊社会長細田が「また、この大洗で皆さんとコンサートを開きたいと思います」と申しておりましたが、いつものお客様に加え大洗町の皆様も加わって、今後益々コンサートが発展し充実していくことを予感しました。以前にも増して、コンサートを続けていけるよう弊社も努力して参りますので、皆様の応援、ご支援もよろしくお願い申し上げます。
ありがとうございました。

 フォトレポート

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200回記念コンサートは、弊社大洗大貫台事業所内のホール、“Hosoda Hall”にて開催されました。東京からのお客様には御茶の水本社より貸切バスに乗車頂き、途中、水戸偕楽園で園内の見学などもありました。

第200回コンサートのテーマは、「支えていただいた皆様に感謝。日本フィルハーモニーメンバーによる華麗なアンサンブル」。

大洗町長小谷 隆亮様をはじめ、各界より多くのお祝いの花をいただきました。ありがとうございます。

いつもご支援いただくお客様に加え、地元大洗町の皆さん、社会福祉法人一粒会児童養護施設「野の花の家」の皆さんなど大勢のお客様にご来場頂きました。

弊社会長細田敏和より皆様へご挨拶。弊社の事業について、また当事業所を災害時の避難所としても活用できるようにしたいなど説明がありました。

大洗町長小谷 隆亮様よりご挨拶を賜りました。ご多忙のなか、ありがとうございます。これからもよろしくお願い申し上げます。

コンサートが始まりました。日本フィルハーモニー交響楽団の皆さんによる弦楽四重奏で、曲はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトマジーク第1楽章」。

「この細田ホールが大洗町の文化の拠点になることを確信しています(日本フィル・松本克巳さん)」

寺原伸夫氏が日本フィルの弦楽奏者のために書いた、日本の民謡を題材にした3曲を演奏。「五木の子守歌」、「沖縄の遊び唄」、「広島地方の手まり唄」と続きます。

弦楽四重奏としては最後の曲になりました。ドヴォルジャークの「アメリカ」より第1楽章と第4楽章を演奏します。ドヴォルジャークがニューヨークに渡ったときに書かれた曲で、彼の人生を綴ったものと言われています。


第1楽章。新しい風が吹くイメージをヴィオラで表現しています。

ドヴォルジャークがアメリカで、母国のボヘミア語が話せる地域に楽しみにして出かける、そんなピクニック気分を第4楽章で表しています。

第二部の金管五重奏がスタート。オープニングは「吟遊詩人のソナタ(作者不詳)」です。

二部の司会進行をされる柳生 和大さん。日本フィルの首席奏者ばかりがこれだけ揃うのは初めてだそうです。楽器の特性を紹介しながら演奏をしていきますとのこと。

トランペットの楽器説明の後、「トランペットの休日(アンダーソン)」を演奏。通常は3人のトランペッターによる演奏ですが、お二人による演奏です。

続いてホルン。ホルンは全長4mの金属でできていて、元々は動物の角でできていました。音色はトランペットより柔らかいそうです。演奏曲目は「リベルタンゴ(アストル・ピアソル)」。

次はトロンボーン。スライドで操作する点が他の金管楽器と大きく異なる点。特別にソロ曲、「ラッサストロンボーン(H.フィルモア)」を体全体を使って、華麗にかつ豪快に演奏します。

最後はチューバの紹介。小さいもので10Kgくらいあって、金属を延ばすと7mもあるそうです。演奏曲目はメロディアスなジャズで「浮気はやめた(ウォーラー)」。

日本フィルで客演首席奏者を務めているオッタビアーノ・クリストフォリさん(トランペット)のために作曲された3楽章からなる「あり得ない組曲」を演奏します。本邦初演となるおしゃれな曲です。

老若男女を問わず皆さんよくご存知のウエストサイドストーリーから、「マリア」、「トゥナイト」、「アイ・フィール・プリティ」の演奏です。

二十代の金管奏者の皆さんが子供の頃から親しんできたジブリサウンドのメドレーで、「となりのトトロ」、「天空の城ラピュタ」。金管楽器は“元気づける音楽”、弦楽器は”癒しの音楽”とのお話しをお聞きし、なるほどと思いました。

金管楽器のアンコールは、アメリカのジャズでウォーラーの「ルッキング・グッド・バット・ フィーリング・バッド」。

最後は弦楽器と金管楽器構成で「ふるさと」を演奏。会場のお客様も合唱で参加しました。大きな拍手のうちに200回記念コンサートが閉幕となりました。日本フィルの皆さん、ありがとうございました!

弊社会長細田 敏和より皆様へ閉会のご挨拶。「日本フィルの最高の人達に来て戴き、またこれだけ主席の方々が集まったのは初めてです。日本フィルの皆さんはもちろんのこと、また皆さんとここ大洗でコンサートをやりたいと思います。ありがとうございました」

最後に、弊社コンサートで皆様より頂戴いたしましたご厚志を、大洗町の福祉協議会様へご寄付させていただきました。協議会の理事長も務めておられる大洗町長小谷様に渡されました。