第197回千代田チャリティ・コンサート

今宵、至福の瞬間(とき)をあなたへ
珠玉の演奏で名曲に酔いしれる

紅葉の時期もピークを過ぎ、晩秋から初冬にちょうどさしかかる季節となりました。一年が過ぎるのが本当に早いものだと、これまた毎年繰り返し実感するのも今頃の季節ではないでしょうか。


今宵は、チェコの名門「プラハ交響楽団」でソロ・ピッコロ奏者としてご活躍されたスタニスラフ・フィンダさん、そして奥様でフルート奏者のフィンダ志保子さん、ヴァイオリンの岡田恵里さん、チェロの印田洋介さん、ピアノの渡辺久仁子さんをお招きして、名曲の数々を演奏していただきました。


フィンダ志保子さんの穏やかで、ちょっとユーモラスなお話しも交えた、和やかな進行でお客様も寛ぎながら名曲に酔いしれることができたのではないでしょうか。また、スタニスラフ・フィンダさんは優れたピッコロ奏者であると同時に優れたピッコロの作り手でもあり、弊社社員がフィンダ・ピッコロを購入したことが縁で、なんと今回のコンサートでは特別にフィンダさんとのジョイントが実現してしまいました。出演者の皆様、ご配慮に感謝いたします。


ちょっとした嬉しいハプニングもあり、皆様になじみのあるポップスからバッハのブランデンブルグ協奏曲までたっぷりと音楽漬けとなって、楽しませていただいた2時間でした。皆様、ありがとうございました。

 フォトレポート

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第197回コンサートのテーマは、「今宵、至福の瞬間(とき)をあなたへ。珠玉の演奏で名曲に酔いしれる」。

「紅葉の色づきが遅くなりましたが、冬の足音が聞こえてくる季節となりました」と司会者。また、ちょうど1年前の11月に弊社コンサートにご登場頂いた崔宗宝(サイ・ソウホウ)さんの飛び入りの挨拶がありました。

オープニングは、A.スカルラッティの「ソナタ(Adagio, Allegro, Minuet)」。フィンダ志保子さん(フルート)、スタニスラフ・フィンダさん(フルート、ピッコロ)、岡田 恵里さん(ヴァイオリン)、印田 陽介さん(チェロ)、渡辺 久仁子さん(ピアノ)。

1曲目終了後、フィンダ志保子さんより「本日はイタリア、ドイツ、香港の匂いがするような演奏になります」と説明が。2曲目は、G.カッチーニの「アヴェ・マリア」。岡田恵里さん(ヴァイオリン)、印田陽介さん(チェロ)、渡辺久仁子さん(ピアノ)の構成です。

スタニスラフ・フィンダさんがフルートで加わって、3曲目はE.サティーの「あなたが欲しい」。

司会進行は、スタニスラフ・フィンダさんの奥様でもあるフィンダ志保子さんが担当。「フィンダ」さんというお名前はチェコでも大変珍しいお名前だそうです。名前を巡って皆様の笑いを誘うジョークも。

弊社会長細田からのリクエストで「慕情(S.フェイン)」を演奏してくださいました。ありがとうございます。

続いてJ.スークの「花束を手にして」。J.スークはドボルザークのひ孫に当たるそうです。

弊社社員でもある田原 重雄がフィンダさんの製作したピッコロを購入したことが縁で、一緒に演奏することに。山田耕筰作曲の「からたちの花」。フィンダさんとの2重奏です。「フィンダ・ピッコロは世界一です!(田原)」

フィンダさんに促され2曲目も演奏することに。大島 ミチル作曲の「風笛 〜あすかのテーマ」。テレビドラマの主題歌だったせいか皆さんにも聞き覚えのある曲です。田原さん素敵な演奏、ありがとうございました。


一部最後は、A.ヴィヴァルディの「ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV.443」。

二部開始。R.ロジャースの「サウンド・オブ・ミュージック」を太田彌生氏の編曲によるゴージャスなメドレーでたっぷりと演奏してくださいました。


二部最後の曲です。「長丁場となるバッハのブランデンブルグ協奏曲(第4番 ト長調 BWV.1049)を演奏します(フィンダ志保子さん)」

弊社より花束贈呈の後、アンコールはチェコのクリスマスソングです。チェコではいわゆる一般的なクリスマスソングはあまり歌われないとのこと。演奏していただいのは、“新しい素敵なものがやってくるよ”という意味の歌だそうです。

弊社会長細田よりごあいさつ。「素晴らしい演奏でした!」大洗に建設された多目的コンベンションセンターとなる細田ホールのこけら落としで、ヤングプラハのメンバーによるコンサートも催されたことなども皆様にご報告。来年、2月には皆様をお招きすることも予定していますのでお楽しみに。