第196回千代田チャリティ・コンサート

今の私へ、あの頃の私へ
歌の力、音楽の力を信じて

爽やかな秋というより、いっきに肌寒い感じの、晩秋に向かう気配を感じさせる陽気となりました。


今回は実力派シンガーソングライターの鈴木雄大さんをお招きして、皆様にはおなじみのポップスを中心に歌っていただきました。ここ数ヶ月は民族音楽、クラシックと続いておりましたが、今宵は自宅でくつろいで音楽を聴くような、そんなアットホームな演奏会となりました。曲によって、ギターとピアノを器用に演奏される鈴木さん。なるほど、曲調によってはそれぞれの楽器がいかされるものなのだなあと、あらためて実感しました。


コンサートのテーマは「今の私へ、あの頃の私へ。歌の力、音楽の力を信じて」でしたが、鈴木さんの歌う曲がどの世代の方にもおなじみの珠玉のスタンダード・ナンバーだったおかげで、お客様はみな想い想いに「あの頃の私」に帰っておられたかもしれません。
弊社会長細田が「懐かしい歌にどっぷりと浸かって、昔に戻れた気がする」と申しておりましたが、皆様も同じ心境だったのではないでしょうか。


鈴木さんのオリジナル曲も心の底から歌い上げる、そして伸びのある歌声に相まって、どなたが聴いても一度で心に染み入ってくるような名曲だったと思います。秋の夜長にぴったりの楽しくかつ少ししんみりと過ごせた2時間、あっという間のコンサートでした。

 フォトレポート

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第196回コンサートのテーマは、「今の私へ、あの頃の私へ。歌の力、音楽の力を信じて」。

台風のあとでしたが、当日は無事コンサートを迎えることができました。本日は皆様おなじみのポップスとなりますので、リラックスしておくつろぎいただけるかと思います。

シンガーソングライター鈴木 雄大さん登場。皆様ご存知の歌を歌いますとごあいさつ。1曲目はスティーヴィー・ワンダーの「Stay Gold」。色んなことが移り変わってしまうけれど、変わらない気持ちも残っているとピアノの弾き語りで歌います。

映画のなかでニコラス・ケイジがプロポーズするときに、流れた曲でもあるとか。エルビス・プレスリーの「Can't Help Fall In Love With You」。

入手困難なポール・マッカートニーの日本コンサートのチケットを、旅行会社経由で入手できたと鈴木さん。曲はピアノの弾き語りで「Yesterday」。続けてナット・キング・コールの「モナリザ」。

曲は「Antonio's Song(アントニオの歌)」。鈴木さんが高校生のときに、ロック喫茶でこの曲に出会ったそうです。マイケル・フランクスが、大好きなアントニオ・カルロス・ジョビンのために作った曲です。

黒人音楽のリズム感に惹かれゴスペル・ミュージシャンと仕事をするようになったとか。曲はゴスペルで有名な「Amazing Grace」。鈴木さんが魂で歌っているような心に響く歌でした。ハートフルな曲が続きます。マイケル・ジャクソンの「Ben(ベンのテーマ)」。

鈴木さんのオリジナル曲です。題材はなんと「泣いた赤鬼」で赤鬼の気持を歌ったそうです。繊細な曲です。

再びピアノに戻り、マイケル・ジャクソンの「Smile」。そして、一部最後となるニール・セダカの「Laughter In The Rain」。お客様もおなじみの曲が多かったせいか、終始寛いで聴いておられるようでした。

第二部の開始です。松任谷由実さんの「ひこうき雲」をピアノの弾き語りで。鈴木さんが中学二年生のときに聴いて、非常に感銘を受けた曲です。続けて「小さい秋みつけた」。


鈴木さんの大学時代の友人が、中原中也の詩に曲をつけて歌っていました。その友人作の曲「臨終」を歌います。

「見上げてごらん夜の星を」をワルツっぽい、ルンルンなリズムにして歌います。


鈴木さんはカラオケについていけないので、自分で伴奏する方が好きとか。カラオケに自分の曲があっても苦手だそうです。「五番街のマリー」そして「上を向いて歩こう」。

美空ひばりの「リンゴの歌」。オリジナル曲よりもアップテンポで元気よく歌います。お客様も手拍子で盛り上がります。

鈴木さんのオリジナルで「母の手」。母の手を握ったら、子供の頃握っていたそのときと変わらぬ母の手の感触を思い出したと感動的なお話しと、心の歌に皆さん少ししんみりと。でも曲は素晴らしい。

ラストの曲は、弊社会長細田のリクエストで、皆さんとともに「浜辺の歌」です。

弊社より花束贈呈の後、アンコールを2曲続けて。ディレクターさんからのリクエストでユーミンの「あの日に帰りたい」そしてフォークソングで「風」。あっという間の時間でした。

弊社細田会長よりごあいさつ。「懐かしい歌にどっぷりと浸かっていました。クラシックやジャズもいいですが、たまにはこんなポップスもいい。昔に戻れた思いが致します」。お客様も「うん、うん」とうなづかれていました。