第195回千代田チャリティ・コンサート
ピアノで巡る世界名曲の旅
東欧から南欧、そしてアメリカへ
ようやく厳しい猛暑が過ぎ、爽やかな秋の気候となってまいりました。8月は夏休みを頂戴し、当日は2ヶ月ぶりのコンサートとなりました。
今宵は4年前にも当コンサートにご出演いただきましたピアニストの田中友樹子さんをお招きいたしました。ショパン、ヴラディゲロフ、モンサルバーチェ、ガーシュインと東欧、南欧そしてアメリカにわたる作曲家達の曲を披露してくださいました。
第一部で演奏されたショパンの「24の前奏曲 作品28」は文字通り24曲全部を40分以上かけて演奏されるという、一般のコンサートではあまりお目にかかれない貴重な演奏を堪能することができました。
4年前の演奏繋がりという意味では、お楽しみが用意されていました。イベットのためのソナチナの第三楽章 アレグレットは、4年前にも演奏して頂いた「きらきら星変奏曲」によるアレンジとなっていたのでした。ディープなクラシックファン向けの曲、お楽しみを加えた曲、そして現代的なガーシュインの曲と趣向を凝らした演奏にお客様もご満足頂けたのではないでしょうか。
弊社会長細田が「爽やかな夜なのでもっと聴いていたい」と申しておりましたが、皆様のお気持ちも同様だったように思います。
フォトレポート
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※ショパン 24の前奏曲の標題(コルトー)
第1曲 「恋しき人を待ち焦がれて」 |
第2曲 「悲しき瞑想、遥かに見える寂しき海」 |
第3曲 「小川のせせらぎ」 |
第4曲 「墓場のほとりにて」 |
第5曲 「歌声に満ちた樹々」 |
第6曲 「不幸なる祖国を思い」 |
第7曲 「記憶のなか、芳香の如く愉しき想い出は漂う」 |
第8曲 「雪は降りしきり、風は吼え、嵐は狂えども、 我が心の中にはなお恐ろしき嵐あり」 |
第9曲 「ポーランドの最後」 |
第10曲 「降り来たる火箭」 |
第11曲 「乙女の願い」 |
第12曲 「夜の闇を駆ける騎士」 |
第13曲 「異国にて、星空を仰ぎ、遥かに恋人を思う」 |
第14曲 「嵐の海」 |
第15曲 「しかれども、死はそこに、蔭の如く」 |
第16曲 「奈落への道」 |
第17曲 「彼女は私を愛していると言った」 |
第18曲 「呪詛」 |
第19曲 「恋人よ、我に翼あらば、君が許に天翔り行かん」 |
第20曲 「葬 送」 |
第21曲 「ここ、告白の思い出の場所、ひとり寂しく帰り来たる」 |
第22曲 「革 命」 |
第23曲 「水の女神の戯れ」 |
第24曲 「血、肉欲地獄、死」 |