第187回千代田チャリティ・コンサート

ミューズから一足早いクリスマスプレゼント
東欧プラハから飛翔した若き天才たち

寒さが例年より厳しく感ぜられる師走となりました。当日は本年最後のコンサートということで、お寒い中、多くのお客様にお越し頂きました。平成23年の一月にもお招きしたヤングプラハの皆さんを中心に今宵は、クリスマスにちなんだ曲目も交えての演奏です。


三部からなるゴージャスなコンサート内容で、総勢6名の皆様の演奏と歌をたっぷりと、また一人一人にフォーカスした曲目を味わって頂く構成です。天才的な若手演奏家ばかりで、本当に贅沢で、心の底から音楽を味わえたそんなコンサートとなりました。一足早いクリスマス・プレゼントが豪華すぎて、お客様にとっても、その余韻がずっとクリスマス当日まで続いたのではないでしょうか。


弊社社長細田の感想にもありますように「凄い人達による、今年の締めくくりに相応しい、最高のコンサートでした」、皆様の感想も同様だったのかもしれません。また、当日は皆様からお預かりしましたご厚志もたくさん集まり、一年を通してチャリティ募金へのご協力、誠にありがとうございました。


新年も引き続き、素晴らしいコンサートを続けて参りますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

 フォトレポート

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第187回コンサートのテーマは、「ミューズから一足早いクリスマスプレゼント。東欧プラハから飛翔した若き天才たち」。

一昨年(平成23年1月)にも当コンサートに出演されたヤングプラハのメンバーを中心に、6名の皆様にご登場頂きます。文字通り若き天才達の演奏にお客様もわくわくしてお待ちかねです。

ヤングプラハのメンバーを中心に総勢6名の皆さんが登場。チェコ、ウクライナ、フランス、ドイツ、イギリス各国のクリスマス・キャロルをメドレーで演奏です。

美しい旋律として名高いカッツィーニのアヴェ・マリアをソプラノ歌手オクサーナ・ステパニュックさんが高く、そして透明感のある声で歌います。一気にその歌声に癒される思いがします。

ドヴォルジャークの「4つのロマンティックな小品より」、ドヴォルジャーク、スメタナとともにチェコの国民楽派を築いたフィービヒの「ポエム」を続けての演奏です。

ヴァイオリンのロマン・フラニチカさんは、日本人(母)とチェコ人とのハーフだそうで、お母様はなんと島津家の末裔に当たるのだそうです。当然、ロマンさんも末裔ですね。

ショパンの「アンダンテスピアナート」をピアノソロで。演奏後、穏やかな口調で挨拶をされる松本和将さん。

一部最後の曲は、ペトル・ヴァシェークさんのクラリネットによるドビュッシーの「狂詩曲第1番」です。

第二部のオープニングは、天才ヴァイオリニストと呼び声の高い、17歳になったばかりの周防亮介さんの登場です。曲はサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」。周防さんの演奏で、会場のお客様は息をのんだように真剣に聴き入っていました。ブラボー!

19世紀から20世紀にかけて活躍したフランスの作曲家ギルマンによる「交響的断片」。トロンボーンのルカーシュ・モチカさんが演奏します。

ショパンの最高傑作と言われる「華麗なる大ポロネーズ」を松本和将さんが演奏。壮大なイメージの中に繊細さのあるとても美しい曲です。

第二部の最後は、ウクライナ歌姫オクサーナ・ステパニュックさんによるヨハン・シュトラウスの「ウィーンの森の物語」。まるで楽器のような超高音!


第三部はクリスマスソング特集です。進行について説明する司会者もお茶目なサンタの衣装に衣替えです。妙に似合ってます。

全員で「ホワイトクリスマス」を。オクサーナさんの高くそして透明感のある歌声が優しく心に響きます。

山下達郎の曲で「クリスマスイヴ」。皆さんがサンタの帽子やトナカイの角をつけるなどして、クリスマスの雰囲気を演出。

坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」を松本和将さんのピアノを中心に演奏されます。

レクイエム(鎮魂歌)である「ピエ・イエズ」をオクサーナさんが歌います。オクサーナさんの透明感のある高音がこの曲にぴったりで、心が清められ癒されるような思いがします。

本日最後の曲は、皆さんとともに歌う「きよしこの夜」です。オクサーナさんがはじめは英語で、次に日本語で最後に皆さんと一緒の合唱となりました。

弊社のサンタ君達から出演者の皆さんへ花束贈呈です。レベルの高い演奏、素晴らしい曲の数々をありがとうございました。

弊社社長細田よりご挨拶「凄い人達による、今年の締めくくりにふさわしい最高のコンサートになりました。皆様、今年一年間ありがとうございました。よいお年をお迎えください。」