第182回千代田チャリティ・コンサート

地上に舞い降りる天上の歌声
This is the “a cappella” Last Stage

本日は以前弊社のコンサートに出演していただき、その後ワールドワイドに活躍の場を拡げて行かれたアカペラグループ「宝船」の皆様をお招きしてのコンサートです。


2007年に弊社コンサートにご出演後、弊社ではずっと応援させていただいておりました。活躍の場が、韓国、台湾、香港、オーストリア、ドイツ、スイスとどんどん拡がりました。特に、2009年7月にオーストリア、グラーツで開催された世界最大規模のアカペラコンペディション「Vocal.total」に出場。ジャズ部門で優勝、ポップ部門で第2位を受賞という快挙を達成! 弊社社長細田を筆頭に、関係スタッフ全員がわがことのように大変喜んでいます。


ただ、残念なことに7月に解散とのことで、今回が文字通りラストコンサートになってしまいました。六名の皆さん、上北夏味さん(ソプラノ)、牛尾都さん(メインボーカル)、高橋真弓さん(アルト)、中村真由美さん(ベース)、山上紀美世さん(ボイスパーカッション)、Minamiさん(今回サポート参加:メゾソプラノ)の個性豊かで多彩な歌に2時間が本当にあっという間に過ぎてしまい、お客様全員が名残惜しいような寂しいような気持ちになられたのではないかと思います。


弊社社長細田の挨拶で「もう聴くことはできないかと思うと...」という言葉が皆さん気持ちを代弁していたと思います。また、それだけ素晴らしいグループです。宝船の皆さん、お疲れ様、そしてありがとうございました。

 フォトレポート

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第182回コンサートのテーマは、「地上に舞い降りる天上の歌声。This is the “a cappella” Last Stage」。

今回、ご出演の「宝船」さんは弊社の第128回(2007年)にもお出になられたことがありますが、7月に解散となるため惜しくも今回がラストコンサートとなってしまいます。

宝船の6名の皆さん登場。曲は「上を向いて歩こう」。お客様は息をのんだように聴き入っていました。

リーダーの上北夏味さん(ソプラノ)からご挨拶。1曲目からお客様の盛大な拍手がありました。冒頭からこれだけの拍手があるのは珍しいかもしれません。

2曲目は「コーヒールンバ」。左から上北夏味さん(ソプラノ)、牛尾都さん(メインボーカル)、山上紀美世(ボイスパーカッション)。声だけなのに、本当にベースやドラムブラスセクションがあるように聞こえます。

トランペットなど管楽器の音を奏でる高橋真弓さん。どう聞いても楽器があるとしか思えません。お見事。

牛尾都さん(メインボーカル)が「カモナマイハウス」を歌います。眼を閉じればそこにバックバンドが見えます。続いて、高橋真弓(アルト)さんがしっとりと「黄昏のビギン」を歌い上げます。

高橋真弓(アルト)さんが、宝船が2007年に弊社のコンサートに出演後、活躍の場を韓国→台湾→香港→オーストリア(2009年ジャズ部門グランプリ受賞)→ドイツ/スイスでソロコンサート(2012)ととんとん拍子に拡げていき、また実力も認められていったことを誇らしげにユーモアを交えてご報告。素晴らしい!

「Side By Side」の歌につづき、今回サポート参加となったMinamiさん(メゾソプラノ)が「バードランドの子守唄」を歌います。高橋真弓さんのフルートとトランペットの音がリアルです。

ザ・ドリフターズの「ラストダンスは私に」、そして一部最後の曲はホセ・フェリシアーノの歌で「ケサラ」。多彩なメンバーによる多彩な音色でお客様を魅了、後半にも期待が膨らみます。

第二部は皆さん衣装を替えてご登場。相変わらず華やかです。1曲目は軽快に「A列車で行こう」。


「センチメンタルジャーニー」を歌う高橋真弓さん。高橋さんのアルトの声が心地よく響きます。

会場のお客様で6月生まれの方を「Happy Birthday」でお祝いする趣向。名前をお呼びして握手までついたサービスでした!6月生まれの方はラッキーでした。

カーペンターズの「Sing」。牛尾都さんが盛り上げます。曲の後半は「ラ・ラ・ラ」とお客様も歌に参加、会場全体が熱気に包まれました。熱い!

山上紀美世(ボイスパーカッション)さんのMC。高橋さんはどこの国の人かよく尋ねられるとか(もちろん、大阪人です(笑))、中村さんは宝塚に居たんですかとエピソードが愉快で場を和ませます。


曲は「歩いて帰ろう」、「マイムマイム〜クシコスポスト」と続きます。

被災地への癒しの歌「しあわせ運べるように」の後、中村真由美(ベース)さんが日頃書き留めている大切な言葉の中からいくつかをご紹介。「花よりも花を咲かせる土になれ」。素敵な言葉です。


少ししみじみとした後は、軽快に元気よく「Lover Comeback to Me」。そしてラストは素敵な曲「In The Mood」と続きます。

弊社より花束贈呈後、アンコールで「テネシーワルツ」をマイクなしのアカペラで歌います。この曲は2009年にオーストリアで歌ったときスタンディングオベーションがあったそうです。いい歌です。お名残惜しいですね。


弊社社長細田よりご挨拶。アンコールのテネシーワルツを聞いているとき、もう解散して会えないかと思うとしんみりとして少し涙ぐまれたとか。社長が以前から応援していた宝船の皆さん、解散後もお元気で、そしてありがとうございました。