第178回千代田チャリティ・コンサート

今宵は心ゆくまでアコースティックの響き
弦とピアノが織りなす名曲の数々

数十年に一度の大寒波が到来する中、ヴァイオリンの小山啓久さん、ヴィオラの加藤由貴夫さん、ピアノの松山隆子さんをお招きしてクラシックを主体にした名曲を演奏していただきました。


ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのソロ、デュオ、そしてアンサンブルとさまざまな組み合わせにより、多彩な雰囲気をもった演奏が披露されました。おなじみの曲であっても、楽器の組み合わせ方でとても新鮮に聴こえることがわかって、大いに楽しむことができました。


小山さんの魅力的なヴァイオリン・ソロをはじめ、あまり聴くチャンスのない加藤さんによるヴィオラのソロ、そして素敵な演奏に加え優しく丁寧な曲解説をしてくださった松山さんのピアノ演奏。コンサートでしか味わえない音楽の素晴らしさを味わえて、お客様もコンサートに来て良かったと思われたことでしょう。


寒くて体が硬くなっていたところ、内側から音楽で心地よくもみほぐしてもらったような心温まるコンサートでした。

 フォトレポート

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第178回コンサートのテーマは、「今宵は心ゆくまでアコースティックの響き。弦とピアノが織りなす名曲の数々」。

最近、そろそろコスプレを、とお客様より暗にプレッシャーをかけられる司会者。本日は社長の挨拶を飛ばさないでしっかり業務を全ういたしました。

オープニングはエルガーの「愛の挨拶」。今年は英国でオリンピックがあるため、それにちなんで同国のエルガーの曲を選んだそうです。

MCも務めるピアノの松山隆子さん。ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラの3名による様々な組み合わせでお客様に楽しんでいただけるよう演奏しますとご挨拶。

ベートーベンの「メヌエット」。メヌエットとは、ぐったりとした感じのことを言うそうです(松山さん)

一足早い春を味わってくださいと曲は大正2年に作られた名曲「早春賦」。

加藤由貴夫さんによるヴィオラのソロです。ヴィオラはヴァイオリンよりも一回り大きいサイズで、比べると低い音域が出せる楽器です。「見上げてごらん」、「浜辺の歌」そして「ロンドンデリー」と3曲続きます。

ヴィオラのソロはありそうで中々ないもので、音域は人の声に近いそうです。丁寧でわかりやすい松山さんの解説が光ります。

松山隆子さんによるピアノソロ。大人になると意外に弾く機会の少ないという「エリーゼのために」、モーツァルトのソナタ最終楽章「トルコ行進曲」と2曲続きます。

松山さんのピアノと小山さんのヴァイオリンによるデュオ。続けて3曲です。ドボルザークの「ユーモレスク」、ボッケリーニの「メヌエット」そしてチャップリンの映画でおなじみの「ライムライト」。

一部最後の曲はアンサンブルで「ふるさと」。みなさんにおなじみの曲が、ヴァイオリンとヴィオラの組み合わせでとても新鮮に聴こえました。


後半開始直後、楽譜を楽屋に忘れて取りに戻られた方が...。愉快なハプニングを紹介するヴァイオリンの小山さん。

第二部は日頃演奏している曲目が中心となります。バッハの「ブーレ」からスタート。ブーレとは踊りの一形式だそうで、軽やかで楽しい曲です。

モンティの「チャルダッシュ」をスピード感のある演奏で披露する小山さん。この曲は本当に盛り上がります。

小山啓久さんの迫力のあるチャルダッシュ演奏後、お客様から大きな拍手が。ピアノの松山さんも拍手で讃えます。素晴らしかった。


ここで小山さんがヴァイオリンとヴィオラの違いをご説明。こうやってみると結構大きさが異なるんですね。

曲は「パッサカリア」。元来はヘンデルの曲でしたが、北欧の作曲家ハルボルセンが編曲しました。


モーツァルトの「ケーゲルシュタット」。ボーリングに似た遊びをケーゲルシュタットと言い、モーツァルトがこの遊びに興じていたときひらめいた曲とのこと。3楽章からなり、演奏は約20分に及びました。

弊社より花束贈呈の後、アンコール曲を贅沢にも2曲演奏。シューマンの「トロイメライ」、シューベルトの「楽興の時」。またまた素晴らしい2曲に大満足の2時間でした。


「特に癒しの曲、心地の良い曲が多く、寒いときにたいへん心が温まる感じがしました」と弊社社長細田の感想。細田は大洗町の観光大使も務めておりますので、皆様に観光案内も。アンコウ鍋はいいですね^^