第157回千代田チャリティ・コンサート

巧みさに幻惑されるとき

魔術師が放射する音色


そろそろ初冬を迎える今夜は、ピアノによる名曲演奏とマジックを同時に一人でこなす阿部剛さんをお迎えしました。
世界で唯一と言って良いコラボレーションに、お客様はわくわく期待し、またその期待に違わぬコラボに大喜びのご様子でした。阿部さんは名曲の本質を追究されると同時に、その音楽にあったマジックをいくつものテクニックを組み合わせて構築的に作り上げていくようです。


音楽とマジック、一見異なったもののようですが、その根っこの部分では同じ独創性を持っているのかもしれません。また、その本質を把握することができるために、阿部さんは音楽とマジックを融合させることができるのでしょう。
多才とは、実は共通の本質をつかむ能力ではないか、そんなことを感じさせてくれた素晴らしいコラボでした。阿部さんありがとうございました。


 フォトレポート

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今回のコンサートのテーマは、「巧みさに幻惑されるとき。魔術師が放射する音色」です。

今回はいつもの人事課長でもある司会者が本職?の仕事のためお休みです。総務グループ長が代打を務めます。毎度のコスプレを期待していたお客様には失礼いたします。

弊社細田社長より、お客様よりお預かりしました寄付金の贈呈先が決まったとの報告がありました。コンサート終了後に贈呈式が行われました。

ピアノコンサートとマジックを一人で同時にこなす阿部剛さんの登場です。皆さん期待でわくわくしているのが伝わってきました。はじめに音楽とマジックのコラボについて丁寧な解説がありました。

今宵は名曲イメージマジックをテーマに、ピアノ演奏による名曲と名曲からイメージしたマジックをお楽しみ頂きます。はじめは、くるみ割り人形より「花のワルツ」のピアノ演奏です。

見事な演奏の後は、名曲花のワルツからのイメージマジック、フラワーマジックです。マジックに合わせたBGMが出ないなど器械のトラブルがありましたが、無事にマジックもスタート。

マジックが続きます。紙袋の中からいくつものハンドバッグが出てきます。う〜む、マジックとは分かっていても不思議です。それが見事なマジックなのでしょう。皆さん、拍手です。

阿部さんのマジックは、ご自身が名曲からイメージされたマジックをいくつものワザを組み合わせて練り上げていく、そんな構築的な味わいを持ったマジックのようで次から次へとワザが繰り出されます。


次の名曲イメージマジックはショパンの「革命」から。曲との結びつきを表現したマジックです。

7枚の封筒から任意に6名の方が取っていって、最後に残った封筒の中のカードには、なんと「かくめい」と書かれていました。

お客様も参加して楽しくマジックを披露。シンプルなマジックをゆっくりやってもネタがわかりません。第二部ではタネのわからない基本マジック、大きなカードを使ったカードマジックなど多彩なマジックにお客様も大満足でした。

ジャズ演奏、誰も弾かない名曲シリーズ、マジックミュージック・ストーリーなど音楽とマジックを見事に融合させたショーが次々に繰り広げられました。

最後に挨拶される阿部剛さん。音楽だけでも十分なところに、マジックも加わり盛り沢山な、まさしくショーにお客様も大喜びでした。(※コンサートの寄付金は障害者の自立を支援するNPO法人「あじさいの会」に贈呈されました)