第153回千代田チャリティ・コンサート

夢を信じて

アトランティスからの使者


17歳の頃からシンガーソングライターとして活躍しているジュエル・ユゥ(jewel‘U)さんをお迎えしました。ピアノの倉橋定良さん、チェロの河村治さんが緊張されていたせいもあり、随分と気を遣ってお話しを盛り上げながら司会進行していく姿が印象的でした。そんな優しいジュエル・ユゥさんの心が、歌い方やオリジナル曲に表れていたのかもしれません。おなじみの曲も歌ってくださったこともあり、皆さん随分癒されたご様子でした。
歌というのは素晴らしい、あらためてそんなことを感じたコンサートでした。

 フォトレポート

写真をクリックすると拡大表示されます

今回のコンサートのテーマは、「夢を信じて。アトランティスからの使者。」です。

細田社長よりご挨拶。シンガーソングライターのジュエル・ユゥさんの歌を聴いて癒されたい、皆さんも元気をもらって癒されればとのこと。

70年代のシンガーソングライターをイメージした衣装で司会者登場。どちらかと言えばタメゴローとは本人の弁。本職が人事課長か司会者か、見極めが難しい芸達者?ぶりです。

オープニングはオリジナル曲、「そばにいさせて」。大好きなふるさとでの思い出を綴った曲だそうです。のっけからやさしい気持ちにさせていただきました。

ジュエル・ユゥさんは、緊張した面持ちのピアノの倉橋定良さん、チェロの河村治さん(写真)の気持ちをほぐすように暖かく司会をつとめます。それぞれの出身地のご紹介などがありました。

ご存じBEGINの「涙そうそう」。皆さんよくご存じの曲なので、聴いている方も思わず体を動かしているご様子でした。

国内外のアーティストとともに100以上の全国ツアーに参加しているピアノの倉橋定良さん。それでも毎回緊張するそうです。

続いてカバー曲でイルカの「なごり雪」。おなじみの曲が続いたのでお客様もアットホームな雰囲気になってきたようです。


ジュエル・ユゥさんは日本舞踊もやっているそうで、京都大好き、「和」が大好きとのこと。歌はそんな和の歌、「桜花」です。

今度は少し気分を変えて、河村治さんのチェロ・ソロで「バッハの無伴奏チェロ組曲第一番」を演奏して頂きました。コンサートの流れのなかでとても良いアクセントになっていました。

再びジュエル・ユゥさんの歌に戻り、学生の頃に作ったという「Dear Prease」とマキシシングルのタイトルとなっている「Kiss」を歌っていただきました。第一部はこれで終了です。

第二部では髪型を替え、衣装も白のロングワンピースに着替えて気分を一新です。第二部の1曲目はオリジナルの「生まれてきてくれてありがとう」。

出演者の方との楽しいトーク。ジュエル・ユゥさんは小学生のときにピアノを、現在はギターを習っているとのこと。ただ、曲作りはハナ歌で作るという秘話?を紹介。アーティスト系の方は、演奏家と異なり曲は自然に出てくるもので、作ろうと思っても作れないということだそうです。

カバー曲を3曲、「三日月」、「夜空ノムコウ」そして「時の流れに身をまかせ」。この3曲目は大人の曲なので自分にはまだとのことでしたが、しっかりと大人のフンイキで歌い込んでいました。

ジュエル・ユゥさんは、お客様、スタッフの方をはじめとして音楽で自分に関わっている人々を「音友(おととも)」と呼んでいるそうです。そんな「音友」に捧げる歌がラストソングになりました。オリジナルで「My dream with you ...」。

熱狂的なアンコールリクエストの拍手に、オリジナル「ただ・・・それだけでいいの」で応えてくださいました。皆さん大いに癒され、コンサート終了後笑顔で帰途につかれました。ジュエル・ユゥさん、ありがとうございました。