次回 第228回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ

古(いにしえ)の王朝文化と出会う

南国の響きに癒されるとき







 拝啓 皆さま、2ヵ月のご無沙汰でしたが、いかがお過ごしでしょうか。強い日差しはまだまだ真夏の余韻を残していますが、気づけば随分日没が早まったように感じられる今日この頃です。一方で、ここしばらく東日本は台風の影響で荒れた天気の日が多く、特に北海道では続けざまに3つの台風が通過して大きな被害が出ました。この季節に北海道が台風被害に遭ったという記憶がありません。収穫目前の農作物に大きな被害が出て、どうやらこれから食卓に影響が及んでくるようです。日本列島の台風シーズンはこれからが本番ですが、もうこれ以上の被害が出ないことを切に望みます。


 さて、第228回のコンサートは、三線(さんしん)の頭金愛子さんと兼城克夫さんをお迎えし、宮古、沖縄地方の民謡を中心とした音楽をお届けいたします。三線は中国から琉球王朝へ伝わったもので、奄美地方では蛇皮線(じゃみせん)と呼ばれる独特の哀愁を帯びた音色を奏でる楽器です。近頃では「涙そうそう」など沖縄にちなんだ歌謡曲の流行もあり、目に触れ、耳にする機会も増えました。独特な雰囲気のメロディは「琉球音階」と呼ばれる「ド・ミ・ファ・ソ・シ」の5音で構成され、現代では「ド・レ・ミ・ファ・ソ・シ」の6音で構成された楽曲も沖縄音楽として受け入れられているようです。


 遥か琉球王朝の時代に想いを馳せ、去りゆく夏を惜しみながら、思い出となる時間をお過ごしください。どうぞお楽しみに。


日 時

平成28年9月21日(水)
17:30開場
18:00開演

会 場

千代田御茶ノ水ビル
1階エントランスホール
東京都文京区湯島1-7-12

出演者


頭金 愛子さん (三線)
兼城 克夫さん (三線)

お問い合わせ先

千代田チャリティ・コンサート事務局

Tel:03-3816-5241 Fax:03-5803-4870
LinkIconメールでのお問い合わせ

お申し込み方法


郵送にて同封しました申し込み用の“往復はがき”に参加・不参加を明記の上、平成28年9月12日(月)までに到着するように投函して下さい。 
抽選により80名様に限らせていただきますのでご了承ください。
その結果につきましては、事務局より“はがき”でお知らせいたします。


出演者プロフィール

頭金 愛子(三線)



沖縄県宜野湾市生まれ。


宮古出身の父と八重山出身の母の間に生まれ、幼少より民謡に囲まれて育った


20歳、成人式の祝いに、振袖の代わりに三線を貰い、本格的に民謡を始める。


父、兼城克夫に宮古民謡を師事。現在は夫婦で経営している東京、国立市の「音楽茶屋 奏」にて、毎月宮古、沖縄民謡ライブを行っている。


平成24年7月 沖縄宮古民謡協会 最高賞


平成28年2月 沖縄宮古民謡協会 教師




兼城克夫 (三線)



沖縄県宮古郡多良間村生まれ


平成4年 琉球民謡協会コンクール 最高賞


平成5年 琉球民謡協会 教師


平成22年4月 沖縄宮古民謡協会 師範・理事


平成18年〜20年 琉球民謡音楽協会 副会長


平成20年〜27年 琉球民謡音楽協会 理事


現在 沖縄宮古民謡協会 理事