次回 第226回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
12本の弦が奏でる音楽の深淵
自由に移ろう楽曲の七変化
拝啓 このところ強い日差しの日が多く各地で夏日を観測しています。北海道が一番高い気温を記録した日もありました。一方で街角には‘あじさい祭り’のポスターがあちらこちらで見られるようになり、梅雨の訪れが近づいていることを感じさせます。七月に入れば、東京の下町はほおずき市や朝顔祭りで活気づきます。本格的な夏の到来にはまだ少し時間がありますが、今の季節、朝夕は相応に涼しいので、皆さまどうぞ体調を崩さぬようご自愛ください。
さて、第226回のコンサートは、山崎拓郎さんと森井英朗さんによるギターのデュオで、おなじみの名曲や映画音楽などをお届けします。ギターの名曲といえば、ほとんどの場合はソロによる演奏だと思います。また、映画音楽なども演奏いただきますので、当然編曲が必要になります。おわかりのように編曲次第で原曲の雰囲気やニュアンスが変わってくるのですが、お二人による演奏は、このあたりが絶妙なのです。
さらに言えば、激しさ、優しさ、輝き、陰り、厳しさ、甘美さなどの感情を、様々なギター奏法によって聴き手の心に語り掛けてくるのです。演奏を聴きながら思わず体が前のめりになっていた、といったことがあるかもしれません。どうぞお楽しみに。
日 時平成28年6月15日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール
山崎 拓郎 (ギター)
16歳よりエレキギター、19歳よりクラシックギターを独学で始める。成蹊大学ギターソサエティに所属し、伊東福雄氏にソロ、アンサンブルの指導を受ける。21歳より高田元太郎氏に師事。大学卒業後、現代ギター社GGショップに勤務。
第35回クラシカルギターコンクール本選入賞。第14回名古屋ギターコンクール第1位。第18回JGAギター音楽祭出演。ヨーロッパのギターフェスティバルにてウィリアム・カネンガイザー、ゾーラン・ドゥキッチ、デニス・アザバギッチ、ゴラン・クリヴォカピッチ等のマスタークラスを受ける。
2008年よりイギリス、ロンドンに留学。トリニティ音楽院にてグラハム・アンソニー・デヴァイン氏に師事。2010年にLTCL演奏家ディプロマ取得し帰国。
都内を中心に演奏活動を行なうほか、自身のギター教室を主宰するなど東京、千葉、埼玉と幅広いエリアでの教授活動も行っている。
森井英朗 (ギター)
英国トリニティ音楽大学ギター専攻卒業。
在学中よりロンドン・インターナショナル・ギターフェスティバルやケンブリッチ・ヒスパニック・フェスティバル等イギリス各地のフェスティバルに参加し活動を開始。
FTCL演奏家ディプロマを取得。帰国後はソロ活動の他、他楽器とのアンサンブルやタンゴ、フォルクローレなど南米音楽にも活動の幅を広げている。
TCM室内楽コンペティションにて審査員特別賞。
これまでに、竹内太郎, Rolland Gallery, James Woodrow, Graham Devine, 高田元太郎の各氏に師事。