次回 第224回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
駆け抜けた「時代」を振り返る
ピアノの音色と浸るひと時のノスタルジー
拝啓 全国各地からぞくぞくと桜の便りが届いています。3月の前半は日本列島の真上で大陸の寒気と太平洋の暖気がせめぎ合いをしていて、真冬の寒さから初夏の陽気まで気温が乱高下を繰り返し、天気も目まぐるしく変わる、まさに春の気候でした。この時期は花粉症に悩まれている方には悪夢のような季節ですが、一方で新たな出逢いに心が躍る季節でもあります。今年は桜の開花が早いようなので、このご案内がお手元に届くころには盛りを過ぎている場所もあるかもしれませんが、ぜひ良い時期を選んで気の置けない仲間とお花見に出かけられては如何でしょうか。
さて、第224回のコンサートは、ピアノの倉田典明さんをお迎えし、60年代から70年代のポップスや映画音楽、更にナット・キング・コールやフランク・シナトラなどのスタンダードナンバーを交えたプログラムで、ご一緒に「あの時代」にタイムスリップしたいと思います。お客様の多くはナット・キング・コールやフランク・シナトラの全盛時前後にお生まれになり、60年代から70年代には青春を謳歌し、あるいは職業人として第一線で活躍し始めていらっしゃったと思います。音楽には不思議な力が宿っています。これは他の芸術作品には見られない特徴です。音楽には、そのメロディに触れた途端、一瞬にして当時の記憶や思い出ばかりでなく、景色やにおいまでをもよみがえらせてくれる力があります。今回はわが青春の音楽と共に「あの時代」に想いを馳せましょう。どうぞお楽しみに。
日 時平成28年4月20日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール
倉田典明さん(ピアノ)
1968年生まれ。3歳よりピアノを始める。
10歳ごろからドラマやアニメの曲などを独自にアレンジして弾き始め、早々にクラシック→音大進学路線からは脱落。
大学卒業後は好況の波に乗って入社した大企業で技術者として勤務しながら、ピアノは趣味として楽しみ続ける。
しかし2000年、かねてからの念願の地ボストンをおとずれ、映画音楽の大作曲家 ジョン・ウィリアムズ氏と対面したことから人生が一変。無謀にも音楽家への転進を決意し、順調だったサラリーマン人生をかなぐり捨て、2002年よりヤマハポピュラーミュージックスクール ポピュラーピアノ科講師となる。
現在は講師として首都圏各地の教室でレッスンを行いながら、東京 国分寺のライブハウス「クラスタ」でピアノソロライブを行い、幅広いジャンルの曲を演奏すると同時にオリジナル曲の発表を続けている。
また、アレンジャーとして管弦楽の編曲も行い、これまでに関西フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、オーケストラアンサンブル金沢などのプロ交響楽団に編曲を提供しているほか、自身が高校時代からトロンボーン奏者として参加する市民オーケストラのためにも多数の編曲を行っている。