次々回 第159回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
淡海の国から風に乗って
小さな笛がやさしさと温もりを呼び寄せる
拝啓 あわただしい師走になりました 皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、第159回は歌のボランティアグループ“ほっとらいん”のお二人(ご夫婦)をお迎えして、癒される演奏をお聴きいただきます。
“ほっとらいん”は、システムエンジニアのご主人“卓志さん”がギターで伴奏し、看護士の奥さま“美季さん”が琵琶湖の葦(よし)でできた縦笛「よし笛」や木製のオカリナの「コカリナ」を担当する音楽ユニットで、息の合ったセッション、心に響くやさしい音色を奏でます。
主な活動は、地元の近江八幡を拠点として、年間150回を超えるさまざまなコンサートに出演されています。
皆さんは、「よし笛」や「コカリナ」という楽器をご存じでしょうか。
「よし笛」は、近江八幡の水郷に群生する“葦(よし)”で作られた、長さ24cm・重さ10gの非常にコンパクトで軽い縦笛です。1998年に菊井了(きくい さとる)氏によって創作され、素朴で柔らかな優しい琵琶湖を渡る風の歌声のような音色が特徴の楽器です。
「コカリナ」は、わずか8cmで手の中にすっぽりと納まってしまう小さな木笛。「小さな木のオカリナ」という意味から名付けられているそうです。そのルーツは東ヨーロッパ・ハンガリーで、当初はさくらの木で作られていましたが、現在では、かえで・なら・すぎ・くるみなどいろいろな素材で作られ、材質によって音色も変化するようです。
今宵は、「よし笛」と「コカリナ」の癒される音色、そして人と人とをつなぐ心温まる音楽をお届けいたします。どうぞ、ご期待ください。
日 時平成22年1月20日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
「ほっとらいん」のプロフィール
気取らず気軽に聞いていただけるやすらぎの音楽を
琵琶湖の葦(よし)から作られた「よし笛」と 木で出来た小さな笛「コカリナ」。
どちらも自然素材の素朴な音色の楽器です。
やわらかなギターの音色と共に奏でる親しみのある曲の数々、どんな人の心にも優しく滲みていくような、やすらぎの音楽をお届けします。
きっかけはコカリナとの出会いから
もともと友人達と「ホットライン」としてフォークソングを演奏していましたが、1998年に長野県原村で出会った「工房YAS」の安川 誠さんからコカリナを入手。まるで小さな木の妖精のような笛との出会いをきっかけに、次第に今のような夫婦で演奏する「ほっとらいん」の音楽スタイルが出来上がってきました。
よし笛の音色に魅せられて
日本中どこにでも生い茂り、人が生きていく上で欠かせない水を浄化してくれる「葦」。
また魚や鳥の住みかとなって、豊かな生態系をはぐくんでいる「葦原」。
私達が住んでいる近江八幡の特産品の「葦」を使って作られた「よし笛」のしっとりした音色にすっかり魅せられて、今までにCD「湖の詩シリーズ」を6枚リリースしています。
演奏の場所はホールだけに留まらず
通常のステージはもちろん、菜の花畑・コスモス畑・琵琶湖の渚・船上から黒四ダムの展望台まで・・・どんなところでもその場に合わせたスタイルや選曲でやすらぎの音楽を提供しています。
演奏のたびに人の輪が広がり、近年は毎年150回以上のコンサートを行っていますが、これからも人と人とのつながり「絆」を大切に、「ほっ」とする音楽を続けていきます。