感謝、願い、祈り、そして未来

　拝啓　暖かな日が多いため、冬であることを忘れてしまいそうな年末を迎えました。皆さまにとって今年はどのような一年であったでしょうか。当コンサートを振り返りますと、１月の弦楽四重奏に始まり、ピアノやトロンボーン、あるいは色々な楽器によるアンサンブル、恒例となった国際音楽祭ヤングプラハ出演者によるスペシャルコンサートなどをお届けしてまいりました。ジャンルもクラシック、ジャズ、ヴォサノバ、ポップスなど多彩でありました。来年も様々な分野の多様な音楽をお届けできるよう企画してまいりますので、ご期待いただきたいと思います。また、皆さまにとって迎える新年が良き年となりますようご祈念申し上げます。


　さて第２２１回のコンサートは、昨年の４月にご登場いただいた男性ヴォーカルグループ‘VOXRAY’の皆さんによる、すてきな歌声を再びお届けします。VOXRAYの皆さんは唄の実力もさることながら、演奏活動をとおした収益金を社会の弱者に対して還元し続けているという、その先にある行動に対して私たちの心は大きく揺さぶられます。なぜならば、当コンサートを応援してくださり、篤志の援助を続けられている皆さまのお気持ちと相通ずるからに他なりません。今回は前回ご出演いただいた時のコンサートタイトルとサブタイトルを、あえてもう一度使わせていただきお招きしたいと思います。皆様のお越しを心待ちにしております。