第211回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ

寒い夜に熱き芸術に触れる

若き才能との巡り逢い



 拝啓 松が明けたのもつかの間、はや2月に入りました。年明けから数日間、東京では気温が上がらず寒中のお正月となりました。大寒から節分あたりまでが1年で最も寒い時期とよく言われますが、1月を振り返ると、なるほど最高気温が一桁の日が10日間もありました。またこれだけ乾燥しているとインフルエンザも心配です。うがい、手洗いをまめにして、お元気でお過ごしください。


 さて第211回のコンサートは、平成25年12月のコンサートにお越しいただき、その若き才能を惜しみなく皆さまに披露してくださったヴァイオリンの周防亮介さんに、再びこのステージにご登場いただきます。また、あの日と同じくヴァイオリンの福田俊一郎さんにもお越しいただきます。


 若き才能というものは、時として技巧の顕示に走る場合もありますが、周防さんのすばらしさは、確かなテクニックに裏付けられた音楽性の豊かさにあると思います。一瞬で聴衆を虜にし、ご自分の音楽に引きこんでいくカリスマ的な魅力をお持ちなのです。前回の演奏会の後、私は「若さと才能というのは本当に凄いなぁ」と思わず感嘆の声を上げてしまいました。今回もそんなドキドキするような時間を過ごせるのかと思うと本当に楽しみです。みなさまもドキドキしながらお待ちください。

日 時

平成27年2月18日(水)
17:30開場
18:00開演

会 場

千代田御茶ノ水ビル
1階エントランスホール
東京都文京区湯島1-7-12

出演者:

周防 亮介さんヴァイオリン
福田 俊一郎さんヴァイオリン
河地 恵理子さんピアノ

お問い合わせ先

千代田チャリティ・コンサート事務局

Tel:03-3816-5241 Fax:03-5803-4870
LinkIconメールでのお問い合わせ

お申し込み方法


郵送にて同封しました申し込み用の“往復はがき”に参加・不参加を明記の上、平成27年2月9日(月)までに到着するように投函して下さい。(注:参加・不参加にかかわらず、必ず“往復はがき”を投函して下さい。)
※往復はがきは、切らずに投函してください。
抽選により80名様に限らせていただきますのでご了承ください。
その結果につきましては、事務局より“はがき”でお知らせいたします。

ご出演者プロフィール

周防亮介(ヴァイオリン)

第13回クロスター・シェーンタール国際ヴァイオリンコンクール第1位及びヴィルティオーゾ賞・全部門の最高演奏者に贈られるEMCY賞を併せて受賞。
第4回ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリンコンクール最高位及びスポンサー特別賞受賞。
第9回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞受賞。
第81回日本音楽コンクール第2位及び岩谷賞(聴衆賞)受賞。
2013年いしかわミュージックアカデミーにおいてIMA音楽賞受賞。


第19回・20回と2年続けて〈国際音楽祭ヤング・プラハ〉より招聘され、ドヴォルザークホールにてプラハ室内管弦楽団と共演、またチェコ各地でのリサイタルや演奏会にも多数出演し好評を得た。
パリにて「3.11復活の音を奏でる日 東日本大震災メモリアルコンサート」に出演し、佐渡裕氏指揮・パリの四大オーケストラであるパリ管弦楽団、フランス国立管弦楽団、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団、パリ国立歌劇場管弦楽団などの演奏家により結成された特別なオーケストラと共演し、USTREAMにて世界配信され好評を博す。
紀尾井ホールでのリサイタルにおいて江口玲氏と共演、また西村朗氏の委嘱作品〈木霊〉を世界初演し絶賛された。


「2014都民芸術フェスティバル」の室内楽リサイタルにおいて、清水和音氏と共演。
第5回ダヴィッド・オイストラフ国際ヴァイオリンコンクールより招聘され、オープニングセレモニーにて演奏する。
韓国・グレートマウンテンミュージックフェスティバルにおいて全受講生の中からライジングスターに選ばれた。


2014年10月、ロシア・サンクトペテルブルクの『音楽の家』より招聘され、ベリセロスキー=ベリゼロスキー宮殿にてアレクサンドル・ティトフ氏指揮・国立サンクトペテルブルク・アカデミーオーケストラと共演し大成功を収めた。


NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。
これまでに京響、新日本フィル、東京フィル、アンサンブル神戸、東京交響楽団、東京シティフィル、兵庫芸術文化センター管弦楽団などと共演。
現在、東京音楽大学1年に特別特待奨学生として在学し、小栗まち絵、大谷康子、原田幸一郎の各氏に師事。
2014年度ロームミュージックファンデーション奨学生。




福田俊一郎(ヴァイオリン)

第1回横浜国際音楽コンクール中学生の部第1位及びグランプリ受賞。


第66回全日本学生音楽コンクール全国大会第3位。


第11回東京音楽コンクール弦楽部門第3位。


現在、小栗まち絵、大谷康子の各氏に師事。東京音楽大学音楽学部2年在学中(特別特待奨学生)



河地恵理子(ピアノ)

桐朋学園大学附属「子供のための音楽教室」、桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業、同研究科修了。


1993年より長野アスペン音楽祭、'98年よりいしかわミュージックアカデミー、2005年よりクールシュヴェール国際音楽アカデミーinかさまの弦楽器マスタークラスの公式ピアニストを務める。


'00年キプロス島国際音楽祭に出演。'05年第1回中国国際ヴァイオリンコンクールに公式伴奏者として招聘された。'06年第10回リピンスキ・ヴィエニャフスキ国際コンクール、'07年ノヴォシビルスク国際コンクールにおいて、優秀伴奏者に贈られるディプロマ賞を受賞。'08年10月、第2回中国国際ヴァイオリンコンクールに再度招聘され、高く評価された。


現在は、ソロリサイタルを開くほか、室内楽奏者、国内外のコンクール伴奏者として数多くの演奏家と共演。桐朋学園大学嘱託演奏員。