第174回千代田チャリティ・コンサート

不朽のスタンダードナンバーを味わい尽くす
月の輝きに照らされるジャズの夕べ

今回は、先月、台風のため中止となったため夏休みと合わせて3ヶ月ぶりのコンサートとなりました。独学でジャズを始められたジャズボーカルのSAIさん、ピアノの井上祐一さん、ベースの増原巌さんをお迎えしてジャズのスタンダードナンバーをたっぷり演奏していただきました。


どの曲も皆さんがご存じの名曲ばかり、スタンダードナンバーとはこれだというおなじみの曲が続きます。親しい友人の家に招かれて寛ぎ、また気の置けない仲間と談笑しているような、実にリラックスした心地を味わうことができました。


司会者が「きょうのコンサートはお酒があっても良いコンサート」と言っておりましたが、それも皆さんのお気持ちを代弁しているのだと思います。


SAIさんのハスキーかつ透明感のある素晴らしい歌声、ジャズのスタンダードナンバーをたった2つの楽器で演奏しているとは思えない迫力のピアノとベース。おなじみの曲が懐かしくもあり、また新鮮に聴こえた貴重な癒しの2時間となりました。懐かしさにお客様の心に去来するものも数多くあったのではないでしょうか。

 フォトレポート

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第174回コンサートのテーマは、「不朽のスタンダードナンバーを味わい尽くす。月の輝きに照らされるジャズの夕べ」。

弊社取締役再選に伴い役員が皆様にご挨拶。放射線測定などで社会に貢献するといった強い使命感を全員が表明いたしました。皆様、よろしくお願い申し上げます。

オープニングは、コール・ポーターの名曲「You'd Be So Nice To Come Home To」。ボーカルSAIさんのヘレン・メリルばりのハスキーな声がとても素敵です。お客様もいっきに魅き込まれます。

続いてこれも名曲の「Fly Me To The Moon」。増原巌さんのソロベースが実に素晴らしい。

チャップリン作曲の「Smile」。どんなにつらくても笑っていけば、いつか太陽が降り注いで素晴らしい人生となる - SAIさんの丁寧な解説も歌とともに素晴らしい。

月明かりもなく真っ暗だから、二人で恋をすることだけ考えようという曲「No Moon At All」、そしてボサノバ第一号として有名になった曲「No More Blues」、憂鬱な気持ちはもういらない幸せは、やはり故郷にあるという曲だそうです。

コール・ポーターの「From This Moment On」。「今この瞬間からあなたといれば何の心配もいらない」。井上祐一さんの流れるような軽快なピアノがとても心地よい。

映画「ティファニーで朝食を」で有名な「Moon River」。誰もが知っていて、また多くのシンガーが歌ってきた名曲をじっくりとお客様に聞かせてくれるSAIさん。さすがです。


前半最後の曲は、「On The Sunny Side Of The Street」。大恐慌時代に作られ、心配を置いて出かけようという明るい曲。SAIさんのボーカル、そしてピアノとベースそれぞれのソロもあり、お客様の大きな拍手のうちに前半が終了しました。

後半のSAIさん、衣装を替えてご登場。1曲目は「Autum Leaves(枯葉)」。休憩中に司会者がお酒があっても良いコンサートと言っておりましたが、まさにその通り!

ガーシュウィンの名曲「Someone To Watch Over Me」。あなたと歩いた道を歩く度に思い出す、どうしていってしまったの?と歌う「Love Come Back To Me」、ピアノが軽快です。


愛を囁かないで私たちもっと続けられるわと歌った「Whisper Not」。そして、ガーシュウィンの「But Not For Me」(あなたのキスが忘れられない)とロマンチックな曲が続きます。

ご存じルイ・アームストロング(サッチモ)の「What A Worderful World」。SAIさんが曲の前にサッチモの言葉を紹介、ベトナム戦争を嘆き平和な世界を願った曲だそうです。


これもまた名曲、ガーシュウィンの「Lullaby Of Birdland(バードランドの子守歌)」。皆さんおなじみのスタンダードナンバーのオンパレードで、お客様もとてもリラックスされているようです。

後半最後の曲となってしまいました。映画「いそしぎ」から「The Shadow Of Your Smile」。SAIさんのハスキーかつ透明感のある歌声が映える素晴らしい曲でした。


花束贈呈のあとはアンコールで「Tea For Two」を歌ってくださいました。お客様の手拍子のなか最後までアットホームで温かなコンサートとなりました。SAIさん、井上さん、増原さん、ありがとうございました。

コンサート終了後、弊社社長細田よりご挨拶。名曲とスタンダードナンバーは実に良いと皆さんのお気持ちを代弁。また、被災地復興に尽力することへの熱い想いを語り最後を締めくくりました。