遠い水平線のはてからジェットストリームに乗って

　拝啓　‘暑さ寒さも彼岸まで’といわれるとおり、９月の後半になってすっかり秋めいてまいりました。少し山間にある「道の駅」などでは、地元特産品としてキノコや栗などがたくさん並べられています。天然キノコの中には名前も聞いたことのないようなものもあり、自然の恵みに囲まれた日本の秋の奥深さが身近に感じられます。北海道や３０００ｍ級の山々から初冠雪の便りが届くのも間近かもしれません。

　さて、第２４０回のコンサートはボサノバユニット“Ａｖｉａｏ”をお招きし、たっぷりとボサノバのリズムに浸っていただきます。メンバーはギター＆ヴォーカルの小川やよいさん、ピアノの高橋恭子さんのお二人です。Ａｖｉａｏのお二人は現役の客室乗務員という異色のユニットであり、ちなみにユニット名のＡｖｉａｏはポルトガル語で「飛行機」のことです。サンバから派生したボサノバの洗練されたサウンドは、当チャリティ・コンサートでも何回かお届けしご好評をいただいてきました。独特の雰囲気を漂わせるブラジル東海岸の空気感を皆さまと心ゆくまで満喫したいと思います。どうぞお楽しみに。