次回 第236回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
不思議な音色に包まれる
二つの伝統楽器が出会う旅
拝啓 桜前線はすっかり遠ざかり、近郊の山々に若葉が芽吹いてきて、まさに「山笑う」季節となりました。このご案内が皆さまのお手元に届くころは大型連休の真只中といったところでしょうか。予報によれば関東地方の天気はまずまずのようですので、遠くへお出かけの予定がない方も、散歩がてらお近くの公園に立ち寄られたり、電車でちょっと郊外まで出かけて身近に自然の息吹を感じられたりしてはいかがでしょうか。初夏の精気を思いきり吸い込めば、心も体も元気いっぱいになることでしょう。
さて、第236回のコンサートは、スロバキアの伝統楽器“フヤラ”奏者のマチェイ・コレニッチさんをお招きして、スロバキアの民族音楽の魅力に触れる旅に出かけましょう。“フヤラ”はスロバキアの羊飼いたちが使っていた世界最大の縦型のフルートで長さは2m近くもあり、独特な‘かすれ’感のある音色を奏でます。マチェイ・コレニッチさんはフヤラだけではなく日本の伝統楽器である三味線の弾き手でもあり、今回のコンサートではスロバキアの伝統楽器と日本の伝統楽器による民族音楽のコラボレーションをお届けいたします。三味線による演奏を聴いているうちに「三味線は本当に日本の楽器だったかな?」と思ってしまう瞬間があるかもしれません。私たちにはあまり馴染みのないスロバキアの民族音楽への旅先でどんな出会いが待っているのでしょうか。どうぞお楽しみに。
日 時平成29年5月17日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者 :
|
お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール|
Matej Kolenic/マチェイ・コレニッチ (フヤラ)
スロバキア出身。 スロバキアの伝統楽器フヤラの奏者。
2006年よりフヤラ奏者として活動を始める。アイルランドの音大を卒業し、大学院では民族音楽を専攻。
10代からスロバキアでロックバンドを結成しギターを演奏する。20代からオーストラリアに留学し、ローカルバンドのベースプレイヤーとして加わる。
20代後半、アイルランドに移住し大学に通いながらワールドミュージックバンドを結成し活動。エスニックバンド Jungle Bean の活動開始、Cork Jazz Festival(アイルランド)などに出演。
2013年から日本へ本格移住し、津軽三味線を通じて独自のアラビック三味線スタイルを生み出す。
日本ではさまざまなライブを企画し、多くのアーティスト、その中でも有名な三味線奏者の山本大、インド音楽のスペシャリスト、ティムホッフマン、NHK番組『日本語で遊ぼう』のプロデューサー、七色のマジカルボイスシンガーおおたか静流とコラボレーションをする。同時にマチェイ教室を開き、地域の子供達に音楽や英語を広める。