次回 第239回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
心と心が響き合う
八十八鍵の向こうに見える風景(もの)
拝啓 ひと月のご無沙汰でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。帰省やご旅行などで英気を養われましたでしょうか。関東では8月に入ってから連日雨模様だったり曇り空だったりと、はっきりしない天候が続き、「洗濯物が乾かない」「布団が干せない」など日々の生活にも影響がありました。また低温と日照不足で「秋の実りに影響が出そうだ」といった話も耳に入ってまいります。とはいえ、このところは一転して暑さがぶり返して真夏日や猛暑日になっています。急激な変化に体調管理がなかなか大変ですが、どうぞご自愛いただきたいと思います。
さて、第239回のコンサートは、ピアニストの新居由佳梨さんをお招きして、プログラム前半はクラシックの珠玉の名曲、後半はジャズテイストの強いナンバーや映画音楽の数々をお届けいたします。
ピアノの魅力は何と言っても音域の広さと様々な表情を見せてくれる奥行きの深さ、そして大音量から最弱音まで余すところなく響きわたる完成度の高さではないでしょうか。重厚な和音、弾むリズム、動から静への自然な移行、流れるような美しいフレーズ、荒ぶるフォルティシモ、ピアニシモの粒立ち、こうした演奏家の感性をダイレクトに伝えてくれる楽器だと思います。
新居さんの魅力的なピアノ演奏は必ずや寄せては返す波の音のように私たちを包み込んでくれることでしょう。どうぞお楽しみに。
日 時平成29年9月20日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者 :
|
お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール
新居 由佳梨さん | ピアノ
東京芸術大学、同大学大学院を経て、スイス国立ジュネーヴ音楽院修了、ソリストディプロム取得。第11回摂津音楽祭コンクール金賞、第7回イタリア・モノポリ国際ピアノコンクール第3位(併せてアジア人賞受賞)、第69回日本音楽コンクール入選など受賞多数。パリでのショパン・フェスティバルなどの音楽祭やヨーロッパでのリサイタルシリーズに出演。
スタインウェイ・ジャパン社によるYoung Virtuoso Series、旧東京音楽学校奏楽堂デビューコンサートシリーズ、ホロヴィッツのピアノ(No.314503)による記念コンサート、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンへの出演の他、全国各地で多数のコンサートに出演中。シャネル(株)「Pygmalion Days」シリ-ズ2007年度アーティスト。また、(一財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」2012・13年度登録アーティストとして各地の小学校でのアウトリーチ活動も積極的に行っている。
ソロデビューCD「メランコリー」(スタインウェイ)は毎日新聞紙上の“今月の3枚”に選ばれている。2013年から2015年にかけての「ラヴェルリサイタルシリーズ」は好評を博し、ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメントから「透明な風〜ラヴェル名曲集」をリリース。
伝説のヴァイオリニスト、イダ・ヘンデルとのCD録音やオリヴィエ・シャルリエ氏ほか、国内外の著名器楽奏者とのアンサンブル出演も数多く、安定感ある技巧と細やかな心配りで室内楽奏者としても厚い信頼を寄せられている。日本音楽コンクール・バイオリン部門にて共演賞を2度受賞。
また、TVドラマやアニメ、ゲーム音楽のレコーディングやコンサート出演など活動の幅を一層広げている。
東京藝大伴奏助手を07年度から6年間務め、洗足学園音大ピアノ科非常勤講師。
シュピール室内合奏団ピアノ奏者。
スタインウェイ・アーティスト:
http://www.steinway.com/artists/yukari-arai
☆オフィシャルHP:
http://yukariarai.com/