第197回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
今宵、至福の瞬間(とき)をあなたへ
珠玉の演奏で名曲に酔いしれる
拝啓 今年は秋に入ってから台風襲来が続いており、前回チャリティ・コンサートが開催された日の未明には、伊豆大島で大規模な土石流が発生して、多くの尊い命が奪われてしまいました。謹んでご冥福をお祈りします。一方で全国各地から紅葉の便りが続々と届き、また秋の味覚が次々と店先に並ぶようになりました。カレンダーの廻りあわせから3連休の週末も多く、絶好の行楽シーズンが到来したといった感があります。皆様どうぞ季節を満喫していただきたいと思います。
さて第197回のコンサートは、国際音楽祭ヤング・プラハのチェコ側の事務局でご活躍され、自身もフルート奏者として活動を続けていらっしゃるフィンダ志保子さんが、珠玉の演奏家に声をかけてくださり、素晴らしい室内楽のプログラムをお届けできることになりました。また当日はゲストとして、以前当コンサートにご出演いただいたこともある、チェコの名門「プラハ交響楽団」でソロ・ピッコロ奏者としてご活躍された、スタニスラフ・フィンダさん(フィンダ志保子さんの旦那様です)にもお越しいただけることになっております。
プログラムも様々な時代を代表する皆様が良くご存じの曲をご用意いただき、秋の夜長にじっくりとクラシックを聴きこんでいただけることと思います。こんな素晴らしいコラボレーションが、一企業が主催するコンサートで実現するとは思ってもみませんでした。今から何日間もわくわくし続けられる喜びを皆様と分かち合いながら、演奏会の当日を迎えたいと思います。お楽しみにお待ちください。
日 時平成25年11月20日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
ご出演者プロフィール
フィンダ 志保子
Shihoko Yamashita Finda (フルート)
神奈川県藤沢市出身。
北鎌倉女子学園音楽科を経て、東京音楽大学フルート科卒業。
大学推薦により神奈川県新人演奏会等に出演した他、これまでに国内外での数々の演奏会に出演。
フルートを竹原桂子、益山弘熙、川崎優、スイス・ヴィンタートゥ−ルにてC・クレム、チェコ・プラハ音楽院にてF・マロティンの各氏に師事。フルートにおける基本奏法をS・フィンダの元で学ぶ。
現在、室内楽を中心に演奏を続ける傍ら、後進の指導に当たる他、<自分の上手い使い方と呼吸法のテクニック>をチェコと日本の演奏家や音楽学生を中心にアドバイスを行っている。
岡田 恵里
Eri Okada (ヴァイオリン)
静岡県浜松市出身。愛知県立芸術大学卒業。
プラハを中心にヨーロッパでクラシック音楽の研鑽、コンサート出演の後渡米、バークリー音楽院にて即興演奏やジャズ、ロック、アイリッシュ等世界各国の音楽を学ぶ。
現在、クラシックはもとより幅広いジャンルに取り組み、ソロ・室内楽・オーケストラの演奏活動の傍ら、後進の指導にあたる。
高木豊美、山岡耕筰、岡山芳子、T.トマシェフスキー、E.フェイーギン、B.ノボトニー、R.トーマス、M.ラブソン、E.フリーゼン、Bシーガー各氏に師事。アレクサンダーテクニック(身体の使い方)をフィンダ志保子、ボブ・ラーダ、D.アダムス、T.トンプソンに師事。
印田 陽介
Yohsuke Inda (チェロ)
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学音楽学部卒業後、チェコ・プラハ音楽院に留学、更なる研鑽を積む。
帰国後、L.v.B.室内管弦楽団とサン・サーンスのチェロ協奏曲を共演するなどソリストとして活動するほか、室内楽、オーケストラ等幅広く活動している。
日本クラシック音楽コンクール入賞、万里の長城杯国際音楽コンクール第3位、Bienen Quartetとして蓼科音楽コンクール室内楽部門第1位、プラハ・ユース室内アンサンブルメンバーとしてYoung2012Prague festivalコンクール金賞を受賞。
これまでに、斎藤章一、菊地知也、河野文昭、上森祥平、 V・コチの各氏に師事するほか、A・ムニエ、F・ペピチェッリ、F・ドレシャル、A・ルーディンの各氏に指導を受ける。
渡辺 久仁子
Kuniko Watanabe (ピアノ)
東京芸術大学器楽科ピアノ専攻卒業。新井精、米谷總子、伊達純氏に師事。P.B.スコダ、H.P.ロジェ、北ドイツにてC.ハンゼン氏の薫陶を受ける。
ソロや室内楽、声楽や合唱の伴奏者として演奏、又邦人作品の紹介等の活動を行っている。トヨタ音楽使節の、プラハ・パリ・ロンドン公演に参加。湘南エールアンサンブル・ピアニスト。
ゲストのご紹介
スタニスラフ・フィンダ
Stanislav Finda(ピッコロ&フルート)
チェコ、南モラヴィア地方出身。
プラハ音楽院を経て、プラハ芸術大学大学院修了。
F・マロティン、F・チェフの各氏に師事。
プラハ芸術大学在学中に、プラハ国民劇場オーケストラのソロ・ピッコロ奏者に就任。
その後1978年より2008年までプラハ交響楽団ソロ・ピッコロ奏者を勤めた他、チェコフィルハーモニー管弦楽団及びチェコ国内外のオーケストラでも活躍。
オーケストラで演奏して行く中で理想のピッコロを追い求め、それを実現するために自身で研究、自らの手で制作を始める。
これまでの経験と研究から生まれたピッコロは、国内外で好評を得ている。