第195回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
ピアノで巡る世界名曲の旅
東欧から南欧、そしてアメリカへ
拝啓 熱中症による痛ましい事故を引き起こした連日の猛暑にもようやくピリオドが打たれたようで、朝方の涼やかさや、夕闇深くなる頃から聴こえる虫の音に秋の足音を感じる季節となってまいりました。8月を挟んでのご無沙汰でしたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて第195回のコンサートは、4年ぶり、2回目のご登場となるピアノの田中友樹子さんをお招きして、ポーランドのショパン、ブルガリアのヴラディゲロフ、スペインのモンサルバーチェ、そしてアメリカのガーシュインと、国際色に溢れた作曲家たちの名曲をお届けします。
前回ご出演いただいた時プログラムを読み返してみると、モーツァルトの「トルコ行進曲」や「きらきら星変奏曲」、リストの「ラ・カンパネラ」、その他には「アメージング・グレース」といった誰でも一度は聞いたことがある曲に加えて、あまり馴染みのないスペインの作曲家たちの曲を演奏していただきました。
実は今回も「ヴラディゲロフ」「モンサルバーチェ」といった、クラシックのヘビーユーザーでないと、少々の「???」な作曲家の曲が演奏されます。ところが、今回のプログラムに入っている曲を聴いてびっくりしました。前回演奏されたある曲のフレーズが使われている曲があるのです。どの曲かは秘密です。当日実際に聴かれたときの皆様の「あぁ〜これか」というお顔が目に浮かぶようで、今から楽しみです。
日 時平成25年9月18日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
ご出演者プロフィール
田中 友樹子さん(ピアノ)
2005年12月、ニューヨークのカーネギー・ワイルホールでコンサートデビュー。コンサートはデビューにしては異例の売り切れで、「一言で言えば、理想の演奏である」とニューヨーク・コンサートリビュー誌において絶賛された。
東京出身。ソロだけでなく、室内楽奏者としてもアメリカ、カナダ、スペイン、そして日本で活動中。ユタ州立大学より社会学の学士を取得、在学中には1998年度最優秀学生に選ばれている。その後、ミシガンのアルビオン大学に編入、音楽を専攻。アルビオンでは、プレッ サー奨学金を始め、数々の奨学金、褒章を受章、またコンチェルト・コンクールにおいて優勝し、大学オーケストラとの共演を果たす。
卒業後、ニューヨーク市 立大学ブルックリン校で大学院に行き、クラウディオ・アラウの高弟、マエストロ・ヘルマン・ディエス氏に師事。在学中奨学金を貰い、成績優秀者で修士号を取得、卒業。2010年度には、アルビオン大学から傑出した卒業生に贈られる“Top 10 in 10”を受賞。2012年にスペインのバルセロナにあるグラナドス・マーシャル音楽院でスペイン音楽のディプロマを取得。
ウェブサイト:www.snowinthefield.com