第165回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ

晴れときどきひと休み

二胡の音色は柔らか色!?





 拝啓 うっとうしい日が続きますが 皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。


 さて、第165回は二胡奏者の“野沢香苗さん”をお招きして、しなやかに奏でる艶やかな音色をお聴きいただきます。


 二胡は擦弦楽器の一種で、2本の弦を間に挟んだ弓で弾きます。琴筒はニシキヘビの皮で覆われています。原型楽器は、唐代〜宋代にシルクロードを経由して西方より伝来したとされ、その後劉天華などにより改良を重ねられて、現在普及している形は、1950年代から(文化大革命の停滞期を挟み)1980年代ころに出来上がったものが基本になっています。


 野沢香苗さんは、女優として出演した舞台で“二胡”と出会い、その音色に魅せられて以来中国の民族楽器としての二胡にとらわれず、様々なジャンルの音楽に取り組んで活動を続けています。2007年1月には、日本人二胡奏者として初のメジャーデビューを果たしています。


 今宵は、野沢香苗さんのしなやかな指が奏でる柔らかい音色をお楽しみいただきます。


日 時

平成22年7月21日(水)
17:30開場
18:00開演

会 場

千代田御茶ノ水ビル
1階エントランスホール
東京都文京区湯島1-7-12

出演者


野沢香苗さん:二胡
新澤健一郎さん:ピアノ
鈴木正人さん:ベース

お問い合わせ先

千代田チャリティ・コンサート事務局

Tel:03-3816-5241 Fax:03-5803-4870
LinkIconメールでのお問い合わせ

お申し込み方法


郵送にて同封しました申し込み用の“往復はがき”に参加・不参加を明記の上、平成22年7月9日(金)までに到着するように投函して下さい。
※往復はがきは、切らずに投函してください。
抽選により80名様に限らせていただきますのでご了承ください。
その結果につきましては、事務局より“はがき”でお知らせいたします。


ご出演者プロフィール

野沢香苗さん(二 胡)

12月2日生まれ福井県出身


女優として出演した舞台で「二胡」と出会い、魅せられ、以来二胡奏者として活動を続ける。中国の民族楽器としての二胡にとらわれず、様々なジャンルの音楽に取り組み、そのしなやかな指が奏でる艶やかな音色は多くの聴く人の心を魅了している。


EXILE、宇崎竜童などのアーティストとの共演、数々のレコーディングへの参加をはじめ、コンサートやディナーショー、TV出演等に活躍の場を広げている。


2007年1月、ユーキャンより日本人二胡奏者として初のメジャーデビュー。


2008年3月には2枚目のオリジナルアルバム「月花〜Sincerely〜」をリリース。野沢香苗自身の作曲によるオリジナル作品に高い評価を得るとともに「蘇州夜曲」では二胡演奏はもちろんのこと、歌唱でもその実力を認められた。


2009年1月には台湾での初ライブを行い、同年11月には3枚目のアルバム「カナリア」をリリース。二胡の音楽世界の可能性を大いに広げる内容で高い評価を得ている。また現在東京の文化放送の深夜音楽番組「リッスン?」の水曜日のパーソナリティとしても人気を博している。

新澤健一郎さん(ピアノ)

1968年4月3日東京生まれ。東工大大学院建築学専攻修了。


在学中より都内ジャズクラブに出演し、作編曲、スタジオワークに携る。山野ビックバンド・ジャズ・コンテストで優秀ソリスト賞を受賞。


1999年にドラマー・岩瀬立飛とCD「Glidephonic」「Quiet Leaves」を発表。PRISMのサポートメンバーを経て、自己のグループ「Nervio」(ネルビオ)で3枚のアルバムをリリース。


2009年には初の完全ソロ・ピアノアルバム「Piano Works」を発表。ジャズ、ブラジル音楽、クラシックを軸足に独自の音楽性を展開。この他、大槻カルタ英宣(ds)Vertical-Engine、早坂紗知(sax)minga、太田朱美(fl)、エリック・ミヤシロ(tp)BigBand、カルメン・マキ(vo)など。


2007年にはフィンランドのギタリストNiklas WinterのCD「Beautopia」に参加。作編曲家、シンセサイザー・プログラマーとしても国際子ども図書館・絵本ギャラリーの音楽監督や様々なアーティストへの楽曲提供、プロデュースワークなどで幅広く評価を得ている。

鈴木正人さん(ベース)

1971年6月ベルリン生まれ。


ベーシスト/アレンジャー/プロデューサー。1987年、高校在学中にLITTLE CREATURESを結成し、90年にシングル「THINGS TO HIDE」でメジャーデビュー。


その後、渡米しバークリー音楽院に入学。帰国後、バンド活動と平行して、ベーシスト、プロデューサーとしても活動。これまでに手掛けたアーティストはUA、ハナレグミ、畠山美由紀他多数。


2005年3月には、文筆家の内田也哉子(vo)とCOMBO PIANOの渡邊琢磨(pf)と「sigh boat」を結成し、1stアルバム『sigh boat』をリリース。同年7月には、LITTLE CREATURESの約4年ぶりとなる新作『NIGHT PEOPLE』をリリースし、同月に池上本門寺・特設野外ステージにてデビュー15周年記念イベントを行った。


2006年、自身初となるソロアルバム「UNFIXED MUSIC」をintoxicateレーベルよりリリース。2007年には菊地成孔ダブ・セクステットに参加し「The revolution will not be computerized」をリリース。


2010年、sighboatの2ndアルバムを夏頃リリース予定。そして、LITTLE CREATURESがデビュー20周年を迎える。人と人、音と音を繋ぎながら、シーンにおけるキーパーソンとして、その存在感を高めている。