第160回記念 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
カルセオラリアが咲く頃に
エレガントジャズが聞こえてくる
拝啓 厳しい寒さが続いております 皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて、今回のコンサートは、第160回を記念して“北村英治カルテット”の皆さんをお迎えし、ジャズの真髄をお聴きいただきます。
“北村英治カルテット”は、21世紀を迎え「ビッグステージで通用する音」を目標に北村英治さんが新たにカルテットを編成しました。高度なテクニックを土台に独自の個性を持ち、さらに北村さんが目指す「ハッピーでエレガントなジャズ」を共に追求できる仲間として活躍をしています。
北村英治さんは、30歳の時、憧れだったベニー・グットマンが来日した際に彼の目の前で演奏し、賞賛を受けました。その後、50歳を過ぎてからクラシックの要素を取り入れた演奏も行なうようになり、音楽の幅が広がりました。その後も日本のジャズクラリネットの草分け的存在として、欧米のジャズフティバルにも招待されるなど、幅広い活躍をしています。
80歳となった現在も精力的に“音”を追及し、深みのある音色と独特のフレーズで我々聴衆の心を虜にしています。どうぞ、ご期待ください。
日 時平成22年2月17日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
|
お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
「北村英治カルテット」のプロフィール
北村英治(きたむら えいじ)さん : クラリネット
慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年南部三郎クインテットでプロデビュー。1954年に自己のバンドを結成し、以来国内外でのコンサート、ディナーショウ、ラジオ・テレビ出演等、幅広い演奏活動を行っている。
デキシーからモダンウィングまでをこなし。最近ではクラッシック曲にも挑戦するなど前進を止めない。演奏会では木管の暖かく深みのある音色と独特のフレーズで、聴衆の心を豊かに満たし、曲間のお喋りでも大いに楽しませてくれる。
1977年モンタレージャズ祭(米国)に招かれ大好評を博し、以来アメリカはもとより、ヨーロッパ、オーストラリア等の大ジャズ祭に数多く出演し、世界的ジャズクラリネット奏者として活躍している。
高浜和英(たかはま かずひで)さん : ピアノとヴォーカル
1955年福井県生まれ。
子供時代クラシックピアノを学び、高校時代ジャズに触発されて上京。
弘勢憲二氏に師事し'75年赤坂プリンスホテルにてプロデビュー。
'83年ジャズコーラス「ロミ&ジョーカーズ」でレコードデビュー。
’86年・第二回日本ジャズヴォーカル賞新人賞受賞。グループと並行してスイング・ジャズ・ピアニストとして活動の場を広げる。
'96年、グループ解散し舞台「青空のある限り」(長瀬智也・尾藤イサオ)で、舞台音楽とピアニスト役を務める。
'99年、二胡奏者チェン ミンと共演。
2000年上海公演。同年、花岡詠二(Cl)氏と共演、オランダのブレダ・ジャズフェスティバル出演。
現在、北村英治カルテット、水森亜土&トリオにおいて“歌うピアニスト”としてのレギュラー。自己の活動では、スタンダードジャズやポピュラーソングを中心に、軽妙なト−クと弾き語りで楽しいステージをお送りしている。また、中国二胡奏者とのライブも行っている。
山口雄三(やまぐち ゆうぞう)さん : ベース
1952年東京生まれ。
東京理科大学在学中からジャズベースを始め、卒業後 宮之上貴昭のバンドでプロ入り。
村田浩のバップバンド、大井貴司率いるグッドバイブレーションなど、多くのグループとセッションし、2002年より北村英治のバンドに参加している。
趣味の良いランニングとモダンなソロに加え、人柄の良さが多くのファンを引き付けている。
八城邦義(やしろ くによし)さん : ドラム
1959年東京都生まれ。
中学在学中よりジャズドラムを始め、17才でプロデビュー。
八城一夫(父)のトリオをはじめ、数多くの一流バンドで活躍する一方、スタンリー・タレンタイン、ルー・タバキン、スコット・ハミルトン 等、来日アーティストとの共演も多い。
1996年9月、北村英治スーパークインテットの一員として、モンタレー・ジャズフェスティバル(米カリフォルニア)に出演し、アメリカのジャズファンを魅了し、以後国際的に活躍している。