次回 第258回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
悠久の芸術に酔う
洗練された装飾美を追い求めて
月も後半となり、さすがに「寒の戻り」は過去のことになった感があります。いよいよ「山笑う」季節がやってきました。里山ではブナ、クヌギ、ナラといった広葉樹が一斉に芽吹き、静から動への移ろいを目の当たりにできます。ひと月前にはぎこちなかったウグイスの鳴き声も、ようやく本来の「ホーホケキョ」と聞こえるようになりました。爽やかで安定した気候を存分に満喫できる、そんな季節がやってきました。
さて、第258回のコンサートは、クープラン、テレマン、バッハといったバロックの巨匠たちの音楽をたっぷりお届けいたします。ご出演は、これまでにも何回かご出演いただいたヴァイオリンのロマンフラニチカさん、毎年オータムフェスタでお世話になっているフルートのフィンダ志保子さん、そしてオーボエの徳田振作さん、チェロの三河慶史郎さん、チェンバロの上薗未佳さんです。ちなみに、当コンサートでチェンバロが演奏されるのは初となります。間違いなく聴きごたえのある通好みのコンサートになることでしょう。どうぞお楽しみに。
日 時令和元年5月15日(水) |
会 場千代田御茶の水ビル |
出演者 : |
お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール:
ロマン フラニチカ Roman Hranička | ヴァイオリン
ヤン・ネルダ高校を経て、プラハ芸術アカデミー、2007年同アカデミー修士課程を修了。
その後、EU奨学生としてロンドン市立大学大学院にてグリックマン教授に師事し卒業。
これまでに、インジフ・パズデラ氏をはじめ、J.Shipps Z.Bron、R.Schreder、G.Turchaninovの各氏に師事。
コツィアン国際ヴァイオリンコンクール優勝、ポーランドのヴィニアフスキーとリピンヴァイオリン国際コンクールにて特別奨励を受ける他これまでに数々の国内外のコンクールに入賞。室内楽奏者としても数々の国際コンクールに入賞する。
現在、ソロ、室内楽で活躍。プラハフィルハーモニア第一ヴァイオリン奏者、FAMA弦楽四重奏団メンバー。
フィンダ志保子 Shihoko Yamashita Finda | フルート
北鎌倉女子学園音楽科を経て、東京音楽大学フルート科卒業。
大学推薦により神奈川県新人演奏会他に出演。スイス、チェコにおいて研鑽を積む。
益山弘熙、川崎優、コンラート・クレムの各氏に師事。フルートにおける基本奏法をスタニスラフ・フィンダの下で学ぶ。現在、室内楽を中心に活動すると共に後進の指導に当たる。
<自分の上手い使い方と呼吸法のテクニック>講師。
国際音楽祭<ヤングプラハ>チェコ実行委員。
徳田振作 Shinsaku Tokuda | オーボエ
洗足学園大学にて虎谷迦悦氏に、プラハにてP.ヴェルネル氏に師事。昨年11月に長年勤めた東京ニューシティ管弦楽団を退団。
現在フリープレイヤーとしてオーケストラ、室内楽などで活動している。
三河慶史郎 keishiro Mikawa | チェロ
1996年福岡県生まれ。10歳よりチェロを始める。
都立総合芸術高等学校を経て2018年東京藝術大学を卒業。
これまでにチェロを丸山泰雄、海野幹雄、磯野正明、西谷牧人、河野文昭の各氏に師事。
2014年〜2018年、戸塚区民文化センターさくらプラザレジデントアーティスト。
2017ハマのJACK金の卵オーディションにおいてJACK賞受賞。
2018年、Petrof fest international competition第3位。
上薗未佳 Mika Uesono | チェンバロ
洗足学園大学音楽学部ピアノ科卒業。同大学専攻科音楽学修了。
フランス・ストラスブール国立音楽院チェンバロ科を首席で卒業。
現在、演奏活動、後進の指導に当たる。東京フィルハーモニー交響楽団に参加。
秦野バロック・コンサート・シリーズ主催。洗足学園音楽大学、東海大学非常勤講師。
http://mikau.jpも。