次回 第246回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ

春のうららのクラシック

二本の弦楽器が創り出す深淵の響き





 拝啓 このところ急に気温が上昇し暖かい日が続いています。三月だというのに群馬県の館林市で「夏日を記録した」というニュースは記憶に新しいところです。この陽気で各地の桜は一気に満開を迎え、それどころか東京近郊ではすでに盛りが過ぎてしまいました。全国的にも観測史上最も早い開花となった場所がいくつもあるようです。これまでは北日本や高地を除けば、「桜」と「入学式」がセットのように思われていましたが、何年かすると「桜」と「卒業式」がセットになるのかもしれません。ともあれ、ちょうどこのご案内を発送する4月2日は、どの企業でも「入社式」が行われています。初々しい新人たちが、慣れないスーツを着て満員電車で通勤してくる姿を見ると、またこの季節が巡ってきたな、と新たな気持ちになります。

 さて、第246回のコンサートは、ヴァイオリンの申愛聖(シン エソン)さん、チェロの五十嵐あさかさんにご出演いただき、あまたのクラシック楽曲から選りすぐりのものを二重奏でたっぷりお楽しみいただきます。ヴァイオリンとチェロの二重奏は、バロック音楽を編曲したものなどが演奏されたりしますが、一般的にはあまり馴染みのない組み合わせだろうと思います。今回の演奏曲目はお伺いしておりませんが、華やかなヴァイオリンの音色と懐深いチェロの音色が醸し出すハーモニーが、残響の多いロビーにどのように響き渡るのかとても楽しみです。うららかな春の陽気の中、どうぞお誘いあわせのうえお越しください。

日 時

平成30年4月18日(水)
17:30開場
18:00開演

会 場

千代田御茶ノ水ビル
1階エントランスホール
東京都文京区湯島1-7-12

出演者 : 


申 愛聖さん
ヴァイオリン

五十嵐 あさかさん
チェロ・作編曲家

お問い合わせ先

千代田チャリティ・コンサート事務局

Tel:03-3816-5241 
Fax:03-5803-4870
LinkIconメールでのお問い合わせ

お申し込み方法


郵送にて同封しました申し込み用の“往復はがき”に参加・不参加を明記の上、平成 30年 4月 9日(月)までに到着するように投函して下さい。 
抽選により80名様に限らせていただきますのでご了承ください。
その結果につきましては、事務局より“はがき”でお知らせいたします。



出演者プロフィール:

申 愛聖(シン エソン) | ヴァイオリン

東京都出身。6歳よりヴァイオリンを始める。

桐朋学園「子供のための音楽教室」修了。

東京音楽大学、同大学研究生修了。

2009年東京シティフィルハーモニック管弦楽団と共演。『オペラ座の怪人』『ミス サイゴン』『レ ミゼラブル』など多数のミュージカルに参加のほか、アーティストのサポート、ドラマや映画音楽などのレコーディングに携わる。

最近では2017年に行われた東京FM『ジェットストリーム』放送50周年記念スペシャルコンサートにてコンサートミストレスを務めた。



五十嵐あさか |チェロ・作編曲家

東京音楽大学卒業(器楽専攻)。

2000年〜エクアドルやアルゼンチンの音楽家と交流を続け現地で音楽活動を行う。

2013年ブエノスアイレスに移住、2枚の無伴奏アルバム「mira-ミラ」「awasqa-アワスカ」をリリースし2015年 帰国。

2016年より日本での活動を再開。現在は、室内楽曲や合唱曲作品の編曲を行う一方、チェロ無伴奏曲の自作自演、ギター弾き語りや、ホーミー、コーラスも行っている。

2017年ブエノスアイレスで完成した楽器制作家パウラ・ゴドイ作の5弦チェロによる新曲は、2018年6月9日の無伴奏自作自演公演「音みる夜・Vol.4」にて発表。