第180回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
愛する大自然と古き伝統が心に語りかける
妖精の暮らす緑美しき大地から
拝啓 暦も3月となり、日を重ねるごとに暖かな日が続き、春の訪れももう間近です。皆様には如何お過ごしでしょうか。昨年の東日本大震災から早1年が過ぎ、多くの被災地から復興の足音が聞こえてきていますが、その進みは遅く被災者の方々のご苦労はいかばかりかと思います。一日も早く元の生活に戻れることを切に願うばかりです。
さて第180回の千代田チャリティ・コンサートは、当コンサートでは初めてのケルト音楽をお届けいたします。ケルトというのは、ケルト民族の血を受け継いだ人々、そしてその文化です。その中でもケルトが色濃く残る、スコットランド、アイルランド、フランスのブルターニュの音楽をお届けいたします。長く虐げられてきた時代を生きたケルト人の心の中に生き続けてきた思いを、フィドル(ヴァイオリン)奏者の大竹 奏さん、ギターの山口亮志さんお二人による演奏をお聞きください。どうぞお楽しみに。
日 時平成24年4月18日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
ご出演者プロフィール
大竹 奏さん(フィドル)
8歳からヴァイオリンを始め、クラシックヴァイオリン奏者でありながら、アイルランド、スコットランド、ブルターニュといったケルト民族の伝統音楽が息づく地を旅し、現地の奏法を習得したフィドル(ヴァイオリン)奏者。オーストリアのシュラドミングマスターコース修了。
カナダのオルフォード音楽祭に参加、イ・ムジチ・ド・モントリオールのメンバーとしてコンサートに出演。
オランダをはじめヨーロッパにて研鑽を積む。また、フランスのブルターニュにて研鑽を積むと共にケルト音楽研究のために伝統音楽の音楽祭にも参加しつつ研究活動を続ける。
その後、アイルランドにて、伝統音楽の研究とともに、現地の音楽家と交流し、様々な素晴らしい演奏家から伝統音楽を学ぶ。2005年帰国後は、ケルト音楽の演奏活動を通じその魅力を伝え続けている。
山口亮志さん(ギター)
マイアミ大学フロスト音楽院クラシックギター科卒業後、同大学院修士課程クラシックギター専攻修了。
2004年マイアミギターコンクール準優勝。自身のユニット アンサンブル・オトダマとAir Jamaica Jazz&Bluesフェスティバル、ハツメ・フェスティバルなどに出演。
2009年セファルディ民謡演奏家 スザナ・ベハールとHarmonic Motionの日本ツアーを企画し、演奏家としても参加。
2011年発売のアイリッシュハープ奏者 寺本圭佑との「ケルト・ノスタルジア」は、JAL国際・国内線の機内音楽番組で起用される。
クラシックギターをベースに様々なジャンルで活動を展開し、オリジナル作品を中心に、セファルディ民謡、タンゴやケルト音楽なども演奏する他、能や和楽器とのコラボレーション、編曲・作曲など、多岐に渡って活動中である。