第179回 千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
耽美な世界に
誘
う今宵のリズム
享楽の輝きに照らされるボサノヴァの夕べ
拝啓 立春も過ぎ、気候も日を追う毎に暖かくなり、新しい芽吹きもすぐそこにきているような春の足音を感じる季節となりましたが、皆様には如何お過ごしでしょうか。
さて第179回はブラジル音楽とボサノヴァをお届けいたします。ブラジル音楽は当コンサート初登場となります。ボサノヴァはブラジル音楽の様式の一つで、Bossa Novaの“Nova”はポルトガル語で「新しい」、Bossaとは「隆起、こぶ」を意味し、新しい傾向、新しい感覚というような意味になります。1950年代後半、リオデジャネイロの海岸地区に住む中産階級の学生やミュージシャンたちによって生み出されたのが始まりです。情熱的なブラジル音楽をヴォーカルの前田優子さん、ギタリストの助川太郎さんお二方の演奏で皆様にお届けいたします。どうぞお楽しみに。
日 時平成24年3月21日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
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お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
ご出演者プロフィール
前田優子さん(ヴォーカル)
ジャズから始まった彼女の音楽の歴史は、今はブラジルにある。
愛する音楽が生まれた土地で生きる事を選び、1人で渡ったリオ、コパカバーナで今は亡きバーデンパウエルを始め、レニアンドラーヂ、カルロスリラ、ロベルトメネスカル等、ボサノヴァアーティストと交流を深め帰国してからは、ボサノヴァ、サンバというカテゴリーを超えたブラジル音楽の表現者として今や日本を代表する「CANTORA」として君臨。
2005年4月オーマガトキレーヴェルから『Y.Tomohiro & Os Amarelos/黄夢(きいろいゆめ)』にフロントヴォーカリストとしてアルバムデビュー。
その後も数々のミュージシャンのレコーディングに参加。加えて、巧みなポルトガル語での作詞能力も認められ、2009年NHK連続テレビ小説つばさ挿入歌『Viva Maria』の作詞と歌を担当。好評を博す。
2012年1月、Bomba RecordsよりSolo Album<ENCONTRO>を、日本を代表するパーカッショニスト仙波清彦氏プロデュースによりリリース。スタンダードなボサノヴァをエッジの効いたアレンジで歌い上げ、真の意味でのBossa Novaの扉を開いた。
助川太郎さん(ギター)
ブラジル音楽・即興演奏の分野を中心に活動するギタリスト。
ブラジル音楽ユニット「メヲコラソン」で2003年デビュー。現在までに3枚のアルバムをリリース、ブラジル音楽を追及し続けている。
ソロアーティストとしても2008年、ブラジルの器楽”ショーロ”をテーマにしたソロアルバム「Noturno」を発表。現代的なブラジリアンギター奏法と、エフェクター(電子音響装置)を併用した斬新な演奏スタイルで絶賛された。
現在はブラジル音楽を拡張したオリジナルなギタースタイルで、様々なミュージシャンとライブ活動やレコーディングなどに活動中である。