次回 第151回千代田チャリティ・コンサートのお知らせ
神様がくれた贈り物
ニューヨークの風に乗って
桜の便りもちらほら 皆様にはますますご健勝のことと存じます。
さて、第151回は「一言で言えば、理想の演奏である」とニューヨーク・コンサートリビュー誌にて2005年のカーネギー・ワイルホールでのリサイタルは、デビューにしては異例の売り切れで、超満員の観衆の熱狂的なスタンディングオベーションのうちに幕を閉じたピアノ奏者“田中友樹子”さんをお迎えしてお贈りいたします。
田中友樹子さんは、東京の出身で、ソロだけでなく、室内楽奏者としてもアメリカ、カナダ、スペイン、そして日本で活動中です。伴奏法を江口玲氏に師事、川崎正雄氏(バイオリン)、ポール・スペリー氏(声楽)、ジェームス・ゴルウェイ氏(フルート)、アナ・マリア・サンチェス女史(声楽)等のマスター・クラスやレッスンで伴奏を務めました。
また、2002年から2004年まで、ミシガン州のインターロッキン・アーツキャンプでもスタッフ・ピアニスト歴任。伴奏の経験は広く、あらゆる楽器や歌手からダンス、ミュージカルまでに及び、クラシックのみならず、ブロードウェイ音楽、ロックバンドのピアノも手がけています。2007年夏からは、スペインのグラナダで行われるスペイン音楽祭に伴奏者兼奨学生として毎年招かれています。
今宵は、バッハやショパン、リストに加え、情熱的なスペイン音楽をお楽しみいただきます。
どうぞ、ご期待ください。
日 時平成21年4月22日(水) |
会 場千代田御茶ノ水ビル |
出演者
|
お問い合わせ先千代田チャリティ・コンサート事務局 |
出演者プロフィール
田中 友樹子(たなか ゆきこ)さん
4歳の頃スズキメソードでピアノを始め、9歳の頃、スズキメソード年間ピアノオーディションで創設者である鈴木慎一氏に選ばれる。それ以来、アメリカに渡るまで、スズキメソードの主要なコンサートにオーケストラのソロとして、また、ピアノ連弾、および独奏として参加。
ユタ州立大学より社会学の学士を取得、在学中には1998年度最優秀学生に選ばれている。その後、ミシガンのアルビオン大学に編入、音楽を専攻。アルビオンでは、プレッサー奨学金を始め、数々の奨学金、褒章を受章、またコンチェルト・コンクールにおいて優勝し、大学オーケストラとの共演を果たす。
卒業後、ニューヨーク市立大学ブルックリン校で大学院に行き、クラウディオ・アラウの高弟、マエストロ・ヘルマン・ディエス氏に師事。在学中奨学金を貰い、成績優秀者で修士号を取得、卒業。
今もニューヨーク在住ながら、スペインのバルセロナにあるグラナドスの演奏法と正当なスペイン音楽を継承するマーシャル音楽院のスペインピアノ科に在籍、カルロタ・ガリガ女史に師事。マスタークラスでは、レスリー・ハワード氏、アビー・サイモン氏、デビッド・ドゥバル氏、レフ・ナタチェニィ氏、ジョフリー・スワン氏、ジョン・ペリー氏、等に師事。また、室内楽をマーク・シュタインバーグ氏、ジュリア・リクテン氏、ジョエル・レスター氏、キアラ・ストリングカルテットに師事。
2007年夏には、ネブラスカ大学リンカン校主催の室内楽祭に参加、好評を博す。2008年の夏に行われた日本へのコンサートツアーは成功のうちに終わり、2009年の5月には、東京近郊でのソロリサイタルに加え、神戸にて、セント・マーチン・オーケストラとベートーベンのピアノ協奏曲4番を共演予定。
現在、ロングアイランド大学のプリカレッジで教鞭をとる傍ら、アメリカ、カナダ、スペイン、日本を中心に演奏活動を続ける。また、ステップス・オン・ブロードウェイではバレエの伴奏をしている。バッハやショパン、リストに加え、情熱的なスペイン音楽を最も得意とする。